DeepCool「CL6600」
発想が天才!水冷クーラーが外付けの変態PCケースなら熱問題もクールに解決だ
2026年01月13日 17時00分更新
自作PCの世界では、冷却性能と静音性、そして組み立てやすさは永遠のテーマです。特にハイエンドCPUやGPUを使う場合、空冷では限界を感じ、水冷に挑戦しようか悩んだ経験がある人も多いのではないでしょうか。ただ、水冷は「高い」「組み込みが難しそう」「メンテナンスが不安」といったハードルがあり、初心者には少し敷居が高い存在でもあります。
そんな中で登場したDeepCoolの「CL6600」は、その常識をいい意味で裏切ってきます。このケースの最大の特徴は、水冷クーラーを“ケースの中に入れない”という大胆な発想。水冷ユニットをケース外部に独立させることで、冷却効率と組み立てやすさを同時に実現しています。しかも、その水冷キットはDeepCool純正で、最初から標準搭載。別途水冷クーラーを選んだり、ラジエーターの取り付け位置に悩んだりする必要はありません。
もう1つ注目したいのが、見た目の方向性です。外付け水冷という尖った構造にもかかわらず、木目調パネルを取り入れた落ち着いたデザインで、いかにも“変態ケース”という雰囲気を感じさせません。性能重視でありながら、生活空間に置いても浮かない。このバランス感覚こそ、CL6600が単なる尖りPCケース枠で終わらない理由です。
CPUクーラーを標準搭載し、しかも各パーツとは分離して設置しているのが特徴のCL6600 。本記事では、このCL6600の魅力を「標準水冷による手軽さ」「冷却設計としての合理性」「意外なほど使いやすいデザイン」という3つの大きなポイントを軸に、じっくり掘り下げていきます。
CL6600を購入する3つのメリット
ポイント(1)DeepCoolの水冷キット標準搭載で、初心者でも迷わず組める
CL6600の最大の魅力は、DeepCool製の水冷キットがケースに最適化された状態で標準搭載されている点です。通常、水冷環境を構築しようとすると、クーラー選びから始まり、対応ソケットやラジエーターサイズ、ケース内の取り付け位置など、確認事項が一気に増えます。PCの自作経験が浅い人ほど、ここで不安を感じがちです。
しかしCL6600では、そうした工程を丸ごと省略できます。ケースと水冷クーラーがセットとして設計されているため、相性問題を心配する必要がありません。組み立て時も「ここに付けられるだろうか」「ホースは届くのか」と悩む場面が少なく、手順が非常にシンプルです。
さらに、メーカー純正ならではの安心感も見逃せません。冷却性能や静音性のバランスがあらかじめ調整されており、初心者がありがちな“過剰冷却”や“ファン回転数迷子”に陥りにくい設計です。水冷に興味はあるけれど、一歩踏み出せなかった人にとって、CL6600は理想的な入口といえるでしょう。
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ポイント(2)CPUとGPUの熱を分離できる、理にかなった冷却構造
CL6600の構造を見て「変わっている」と感じる人は多いと思いますが、その設計は見た目以上に理にかなっています。水冷ユニットをケース外に配置することで、CPUの排熱がケース内部にこもりにくくなり、結果としてGPUや他のパーツへの熱影響を抑えられます。
一般的なケースでは、CPUとGPUが同じ空間で発熱し、エアフローの取り回しに苦労することが少なくありません。特にハイエンドGPUを搭載すると、内部温度が一気に上がり、CPU冷却の効率まで下がってしまうケースもあります。CL6600は、この問題を物理的に分離することで解決しています。
こうした設計が可能なのは、DeepCoolがケースとクーラーの両方を手がけているメーカーだからこそ。別メーカー同士では実現しづらい、統合的な冷却設計がしっかりと反映されています。見た目のインパクトだけでなく、実際の冷却性能を重視するユーザーほど、この構造のメリットを実感できるはずです。
ポイント(3)尖りすぎないデザインで、意外と置き場所を選ばない
外付け水冷というと、いかにもゲーミング全開で主張の強いデザインを想像しがちですが、CL6600はその予想を裏切ります。木目調パネルを採用した外観は、落ち着いた印象で、リビングや仕事部屋にも自然に馴染みます。
この「尖っているのに主張しすぎない」デザインは、長く使うPCケースとして大きな魅力です。最初は物珍しさで選んだケースでも、日常的に視界に入る存在だからこそ、デザインのバランスは重要になります。CL6600は、性能重視のユーザーだけでなく、インテリアとの調和を気にする人にも配慮された仕上がりです。
また、ゲーミングPCに限らず、動画編集やクリエイティブ用途など、静音性と冷却性能を重視する環境でも使いやすい点も評価できます。「変態ケース」という言葉が似合わないほど、実用性に寄せたデザインです。
購入時に注意するべきポイント
ポイント(1)ケースと水冷がセットな分、価格と柔軟性は減少する
CL6600はケースと水冷クーラーがセット販売のため、価格はどうしても高めになり、実売価格は4万円前後です。すでに水冷クーラーを持っている人や、ケースだけを更新したい人にとっては、不要なパーツまで含まれてしまう点がデメリットです。
また、どちらか一方が不要になった場合でも、セット前提の設計のため、簡単に入れ替えられないのも注意点です。自由度を重視する玄人ユーザーには、少し窮屈に感じるかもしれません。とはいえ、ケースを新しくする際はパーツ一式を新しくする人も少なくないと思います。そういう人にとっては、ケースとCPUクーラーがセットになっていると考えると、そこまでデメリットにはならないのではないでしょうか。
ポイント(2)積層構造の見た目は好みがはっきり分かれる
PCケースの上に箱が乗っかったようなCL6600の積層構造は、機能的である一方、スマートさを最優先する人には合わない可能性があります。独特のシルエットは、シンプルさや省スペース性を重視する環境では扱いづらい場合もあります。
デザイン自体は落ち着いていますが、形状そのものが個性的なため、購入前に設置場所をしっかりイメージしておくことが大切です。
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