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G-Master Velox III AMD Editionをレビュー

迷ったらこれ!高品質&鉄板パーツを厳選したサイコム製ゲーミングPCは最初の1台に超オススメ

2025年12月28日 11時00分更新

G-Master Velox III AMD Edition

 ゲーミングPCが欲しいけど自作は面倒だからBTO PCにしよう。でも、どのマシンを選べばいいかわからないし、PCパーツの種類が多すぎてカスタマイズが難しそうだし、購入後のトラブルも怖い……。このように悩んでいる初心者はかなり多い。

 今回紹介するサイコムの「G-Master Velox III AMD Edition」は、そんな方にオススメしたいゲーミングPCの1台だ。カスタマイズの必要がないほどの鉄板の構成でコスパも意識している。というわけで、前編・後編に分けてレビューをお届けしよう。前編の本稿では、写真を中心にまずは主な特徴をご紹介する。

G-Master Velox III AMD Edition

サイコムの定番ゲーミングPC「G-Master Velox III AMD Edition」。標準構成の直販価格は20万4970円~(送料込み)※2025年12月23日時点

G-Master Velox III AMD Edition
標準構成の主なスペック 試用機の主なスペック
CPU AMD「Ryzen 5 9600」
(6コア/12スレッド、最大5.2GHz)
AMD「Ryzen 7 9700X」
(8コア/16スレッド、最大5.5GHz)
CPU
クーラー
Noctua「NH-U12S redux」
(空冷、120mmファン、サイドフロー)
Asetek「624S-M2 RGBポンプ仕様」(簡易水冷、240mmラジエーター)+Noctua「NF-F12 PWM」(120mmファン)×2<サイコムオリジナル水冷仕様>
マザー
ボード
ASRock「B850 Pro-A WiFi」(AMD B850、ATX)
メモリー 16GB(8GB×2)、DDR5-5600
<メジャーチップ・JEDEC準拠品>
32GB(16GB×2)、DDR5-5600
<メジャーチップ・JEDEC準拠品>
ストレージ Crucial「P310 CT1000P310SSD8」(1TB M.2 SSD、PCIe 4.0) Crucial「P310 CT2000P310SSD8」(2TB M.2 SSD、PCIe 4.0)
ビデオ
カード
Manli「Nebula GeForce RTX 5060 8GB GDDR7」(8GB GDDR7) MSI「GeForce RTX 5070 12G VENTUS 2X OC」(12GB GDDR7)
電源
ユニット
COUGAR「ATLAS 750 CGR BA-750」(750W、80 PLUS BRONZE)
PCケース Fractal Design「Pop Silent White TG Clear Tint FD-C-POS1A-04」
(ATX、ミドルタワー)
Fractal Design「Pop Silent Black TG Clear Tint FD-C-POS1A-02」
(ATX、ミドルタワー)
PCケース
オプション
なし ARGB発光システム
(LEDストリップ2本)
通信機能 2.5GbE(有線LAN)、Wi-Fi 6E(無線LAN)、Bluetooth 5.2
サイズ 215(W)×473.5(D)×454(H)mm
OS Microsoft「Windows 11 Home」

標準構成でも十分快適な初心者向けモデル

 BTO PCの利点は、購入前に構成を自由に変更できること。予算にあわせてコスパが良いPCパーツを選んだり、性能を追求してハイスペックな仕様にしたり、ユーザーのニーズに応じてPCを自由にカスタムできるのだ。だが、そのカスタムにはCPUやビデオカード(GPU)、メモリー、ストレージなど、PCパーツの知識がそれ相応に必要になる。

 ゆえに、よくわからず適当に選ぶと後悔することもしばしば。イマドキのゲーミングPCは標準構成ならそうひどい目にあったりしないが、PCに詳しい友人・知人などに相談せずに購入することは、初心者にとってはかなりの不安をともなう行為だろう。カスタマイズメニューの多さが悩みの種になることもある。

 実際、筆者がPC初心者だったころ、BTO PCのカスタマイズに失敗したことがある。購入してから「SSDの容量を増やすべきだった」とか「強いビデオカードを積むべきだった」と激しく悔やんだものだ。このように、「とりあえず生で」が通用しない点がBTO PCの難しいところである。

G-Master Velox III AMD Edition

PCパーツを適当に選んだら後悔することも……

 対して、G-Master Velox III AMD Editionは、選べるPCパーツの種類は控えめなので、初心者でもとっつきやすいモデルといえる。また、標準構成のPCパーツはサイコムに在籍するBTO PCのプロフェッショナルが厳選したもの。そのため、そのまま標準構成で買ってもいい、高品質かつトレンドを押さえた仕様となっている。

G-Master Velox III AMD Edition

カスタマイズメニューの豊富さがウリのサイコムは玄人受けが抜群のメーカーだ。しかし、その同社があらためて初心者の視点に立って、標準構成のまま買っても後悔しづらい鉄板仕様を考えたゲーミングPCがG-Master Velox III AMD Editionだ

G-Master Velox III AMD Edition

G-Master Velox III AMD Editionは、標準構成でもさまざまゲームタイトルが快適に遊べる性能を備える。PCゲーム入門者でも安心して購入できるだろう

 もちろん、BTO PCの醍醐味は理想の1台にカスタムできること。まったくカスタムメニューがないわけではないのでご安心を。ほかのシリーズよりもメニューは少ないが、ちょっとカスタムしてみたいという初心者へも配慮している。というわけで、筆者としてはゲーミングPC選びで悩んでいる初心者の最初の1台には、本機を強く推したい。

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