アップル「AirPods Pro 3」
ライブ翻訳はマジ異次元! ノイキャンも強化の「AirPods Pro 3」
2025年12月27日 17時00分更新
注目のライブ翻訳に加えて、初代AirPods Proの約4倍という世界最高レベルのアクティブノイズキャンセリング(ANC)を搭載するAirPods Pro 3。そのメリットと購入時に注意すべきポイントを紹介します。
AirPods Pro 3を購入する3つのメリット
ポイント(1)ライブ翻訳で言葉の壁を超える
AirPods Pro 3の目玉といえば、やはりライブ翻訳機能です。後述するApple Intelligence対応のiPhoneと組み合わせることで、相手が話した外国語をほぼリアルタイムで翻訳し(タイムラグも1秒くらい)、日本語で耳元に届けてくれます。こちらの言葉も同様に翻訳されるので、相手もライブ翻訳対応のAirPodsを使っているなら、会話のキャッチボールが途切れません。
テンポは少しゆっくりですが、意味を正確に伝えたい場面では十分実用的です。旅行や仕事の打ち合わせ、留学先での会話にも役立ちます。イヤホンでここまで自然な翻訳体験ができるのは本当に驚きです。アップルの音声処理技術とAIの進化を感じさせる新機能と言えます。まさに「翻訳こんにゃく」です! なお、ライブ翻訳に対応するのは本製品だけでなく、AirPods Pro 2およびANC搭載AirPods 4も含まれています。
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ポイント(2)強化されたノイキャンと自然な外部音
AirPods Pro 2でも高く評価されていたノイキャン機能が、最新モデルではさらに進化しました。まずはパッシブ側の効果として、フォーム材が入った新しいイヤーチップによる密閉性の向上によって周囲のノイズをカット。さらに新しいマイク構造の進化と処理性能が向上したコンピュテーショナルオーディオによって、身につけた瞬間、騒音であふれる地下鉄や飛行機内でも静寂が広がります。いきなり世界から隔絶された感覚になって驚かされます。
また、進化した「外部音取り込みモード」は耳をふさがれている感覚がほとんどない自然さで、人の声やアナウンスもまったく違和感なく聞こえます。ANCをオンにしても音のクリアさが損なわれないのもポイントで、音楽の繊細な部分までしっかり感じ取れました。
ポイント(3)心拍数センサーでフィットネスがもっと身近に
AirPods Pro 3からの新機能が心拍数センサーの搭載。これまで心拍データを取得するにはApple Watchを組み合わせるのが一般的でしたが、AirPodsだけでもiPhoneのフィットネスアプリと連動することで、ウォーキングやランニング中の心拍数、消費カロリーをリアルタイムで確認可能です。
購入時に注意するべきポイント
ポイント(1)価格は高め、でも価値あり
AirPods Pro 3の価格は3万9800円(Apple Store)と、他社のハイエンドイヤホンより少々高めな印象もあります。そのため、「音楽を聴くだけ」と考えた場合は、高コスパとは言い難いでしょう。
ただし、AirPods Pro 3はノイキャンやライブ翻訳も含めた、コンピュテーショナルオーディオによる機能やアップル製デバイスとの組み合わせを含めての価値と言えます。そこまで考えれば、十分に納得できる価格といえます。
ポイント(2)翻訳機能は対応iPhoneとの組み合わせが必要
ライブ翻訳を使うには、Apple Intelligenceに対応したiPhoneとの組み合わせが必要です。特定のモデル(iPhone 15 Pro、iPhone 16/17シリーズ、iOS 26.1以降)でのみ対応しているので、古いiPhoneのままでは使えません。
このライブ翻訳はAirPods Pro 2やANC搭載AirPods 4でも使えるので、すでにこれらのモデルを持っている人は急いで買い替える必要は必ずしもありません。その点は注意してください。
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