身体特徴と行動を組み合わせてより安全に!
Q:「生体認証」ってなに?
A:人間の有する身体的・行動的特徴を使って本人確認する仕組み。
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従来のパスワードの代わりとして利用されることが多くなっている。身体的な生体認証としては、「指紋認証」「顔認証」「虹彩認証」「静脈認証」などがあり、行動的な生体認証としては「声紋認証」「打鍵認証」「歩行認証」などが挙げられる。
また、最近ではそれらを組み合わせた認証技術も普及し始めている。
具体的には、スマホやパソコンのロック解除、ATMの利用、キャッシュレス決済、入退室管理、勤怠管理といった分野で利用されることが多くなっている。そして複数の認証技術と組み合わせて利用されることで、より強固な認証手段として用いられることも増えている。
なお、生体認証は、ケガや病気によって認証に利用している身体の一部が利用できなくなることで認証不可能になるリスクは否めない。
しかし、パスワードのように覚える必要がなく、使い回すことでリスクが生じることもなく、なりすましも非常に困難であることから、利用する価値は大きい。
証券口座の乗っ取り事件など、単純な二要素認証では間に合わないサイバー攻撃が起きている昨今、パスワードレス(FIDO2/パスキーなど)との組み合わせにより、より強固な認証手段として利用が進むことが期待されている。
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