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MSI「Claw A8 BZ2EM」レビュー

15万円でここまで快適プレイ!Ryzen Z2 Extreme搭載ポータブルゲーミングPCの実力を検証。ジャンル別の設定も教えます

2025年12月26日 13時00分更新

文● 石川ひさよし 編集●三宅/ASCII
提供: エムエスアイコンピュータージャパン

 MSIのポータブルゲーミングPC「Claw A8 BZ2EM」をお借りした。筆者にとってはじめてのポータブルゲーミングPCレビューなので少し楽しみにしていた製品でもある。まあ、ゲームはもっぱらベンチマークのためで、Steamライブラリはパンパンでも実際に遊んだものはごくわずか。フリーランスに定時や営業日という概念もなく、独立してからこれまでゲームをする時間も惜しんで働いてきた。ゲーマー視点とは少しズレたところがあるかもしれないが、今回少しだけ遊べたのでClaw A8 BZ2EMの魅力をお伝えしたい。

MSI「Claw A8 BZ2EM」 実売価格は15万円前後

これがPC!? と戸惑う一方、操作系はパッドなので分かりやすい

 PCゲームの持ち歩きを可能にするのは、ひとつがゲーミングノートPC、もうひとつがポータブルゲーミングPCだ。前者はノートPC型、かつ主に15.6型以上の大きさで、重さも一般的に2kg〜となる。一方、後者はポータブルと銘打つだけあって7〜8型を中心に重さも700g台だ。また、前者が本体キーボード(+マウス)主体の操作系に対し、後者はパッドと同様レバー&ボタン(+タッチ)の操作系になる。

物理キーボードはなし、操作はレバー&ボタンとタッチで、ゲーミングに特化

本体重量は公称763.5g、実測では756.0g。なお、本体サイズは299.5×126.2×24mm。幅についてはほぼ14型クラスのモバイルノートPC並み

 最初にインターフェースを見ておこう。表面には、画面を挟んで左右にスティック、左に十字ボタンと表示ボタン、MSIボタン(後述のMSI Center Mを起動する)、右にA/B/X/Yボタンとメニューボタン、クイック起動ボタンがある。上部は左グリップ先端にLTボタンとLBボタン、右グリップ先端にRTボタンとRBボタン、そしてそれらに挟まれる格好で左から電源ボタン、USB4×2基、microSDカードスロット、オーディオコンボジャック、音量ボタンがある。また、裏面にはマクロ1ボタン、マクロ2ボタンがある。筆者はキー&マウ派なのでパッドの知識がしばらく空いているが、おおむね汎用のパッドと同じか、マクロ1&2分多いのではないだろうか。また、同じ理由で、スティックやボタンの操作感についての評論は控えておくが、短期間のレビュー期間ではとくに違和感なくプレイできた。

ディスプレイ左側には、左レバーと十字ボタン

ディスプレイ右側には、右レバーとA/B/X/Yボタン

先の写真でも見えているが、ディスプレイ左にセレクト/Veiwボタン、MSI Cneter M ボタン

ディスプレイ右にスタート/Menuボタン、クイックセッティングボタン

左グリップ先端にLTボタンとLBボタン。右側も同様にRTボタンとRBボタン

裏面にはマクロ1ボタン、マクロ2ボタン

手前(プレイヤー側)に接続端子等はなく、すべて奥(本体上部)に集約されている

こちらがプレイヤー側

グリップより内側に左から音量ボタン、オーディオコンボジャック、microSDカードスロット

スリットを挟んで、USB4×2基、電源ボタン

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