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ASRockマザーで手堅く組む! 光り輝くコンパクトゲーミングPCの自信作

2025年12月20日 11時00分更新

パーツ構成のポイントはここ

 Core Ultra 5 245KとRadeon RX 9060 XT 16GBをベースに組んだ本構成は、狙いどおりにリフレッシュレート120~144Hz駆動ゲーミングを満喫できるパフォーマンスを発揮した。ここからは、このパーツ構成のポイントを紹介していこう。

 なお、メモリーとSSDの価格が高騰中のため、あくまで記事執筆時の参考価格になるが、本パーツ構成の総額はWindows 11を含めて23万600円前後になる。気になるメモリーとSSDも、パーツショップの週末や年始年末の特価を積極的に狙うことで、価格を抑えたいところだ。

パーツ構成
CPU インテル「Core Ultra 5 245K」
(14コア/14スレッド、最大5.2GHz)
3万5000円前後
CPUクーラー ID-COOLING「FROZN-A620-PRO-SE」
(サイドフロー、120mm×2)
5000円前後
マザーボード ASRock「B860M Pro RS WiFi」
(インテルB860、Micro ATX)
1万9500円前後
メモリー DDR5-5600 16GB×2 5万5000円前後
ビデオカード ASRock「Radeon RX 9060 XT Challenger 16GB OC」
(AMD Radeon RX 9060 XT、16GB GDDR6)
6万5000円前後
ストレージ Sandisk(Western Digital)「WD_Black SN7100 NVMe SSD 1TB WDS100T4X0E」
(M.2 SSD 1TB、PCIe4.0×4)
2万円前後
電源ユニット ASRock「PRO-750B」
(750W、80PLUS BRONZE)
7000円前後
PCケース Cooler Master「Elite 302 Lite」
(コンパクトミドルタワー、Micro ATX)
4500円前後
ケースファン darkFlash「DM8 DM8-BLACK-SINGLEFAN」
(120mm、アドレサブルRGB)
1200円前後
ケースファン darkFlash「DM8R DM8R-BLACK-SINGLEFAN」
(リバース、120mm、アドレサブルRGB)×2
2400円前後
OS マイクロソフト「Windows 11 Home」リテール版 1万6000円前後
総額   23万600円前後

※価格は12月17日調べ。店頭価格ならびに在庫を保証するものではありません。

 マザーボードは豊富な選択肢のなかから、価格とスペックのバランスが良好なASRockの「PRO」シリーズから、「B860M Pro RS WiFi」を選んだ。

 無線LANは、6GHz帯域をサポートするWi-Fi 6Eをサポート。有線LANも高速な2.5ギガビットLANとなっている。M.2拡張スロットはPCIe5.0×4を1基、PCIe4.0×4を2基の計3基を搭載している。将来のストレージ拡張に不安なしだ。

電源回路は計14フェーズを搭載している。パフォーマンステストでわかるように、Core Ultra 5 245Kの性能をしっかりと引き出せる

PCIe5.0×4動作に対応する「Blazing M.2ソケット」には、板状M.2ヒートシンクを装備している

「Blazing M.2ソケット」には、両面実装のM.2 SSDをしっかりと冷却するバックプレートを備えているのが高評価だ

ボトムにはPCIe4.0×4で動作する2基の「ハイパー M.2 ソケット」を装備している

自作PCはこだわりも大事

 CPUクーラーは、デュアルファン&ツインタワーヒートシンクを備えながら、5000円前後とコスパ抜群のID-COOLING「FROZN-A620-PRO-SE」を選んだ。Core Ultra 5と組み合わせるにはオーバースペックだが、これならゲーム中も静かにしっかりと冷やせる。

Core Ultra 5 245Kの冷却には十分過ぎるため、高負荷状態でもファンは低速=静かに回転。高い静音性を狙った

 そのほか、電源ユニットにはコスト重視で容量750WのASRock「PRO-750B」、PCケースにCooler Master「Elite 302 Lite」、ケースファンに手ごろな価格ながらド派手なLEDイルミネーションを楽しめるdarkFlash「DM8」シリーズを3基追加している。

80PLUS BRONZE認証を取得するASRock「PRO-750B」。電源ケーブルは、接続済みになる

先に使用しないケーブルを結束バンドでまとめておくと、スムーズに組み立てできる

電源ユニットのEPS12Vコネクターは、8ピン(4+4ピン)になる。マザーボードのCPU12Vコネクターは、8ピン(4+4ピン)+4ピン仕様なので、4ピン足りなくて不安になるかもしれないが、8ピンだけで問題なく動作する

小型でエアフロー良好なCooler Master「Elite 302 Lite」。4500円前後の手ごろな価格ながら、作りがしっかりとしているのも選んだ理由だ

フロントメッシュパネルはマグネットで固定され、簡単に着脱できる。ダストフィルターも備えているので、メンテナンス性が良好

 ディスプレー横に、少々斜めに置くことで映えるように選んだのが、フレームと軸部分にインフィニティミラーを搭載したアドレサブルRGB LEDファンのdarkFlash「DM8」だ。ファン固定穴が片側にしかないため、フロントにはリバースタイプを2基搭載している。リアファンと合わせて、PC内部をド派手に彩る。

インフィニティミラーを搭載したdarkFlash「DM8」。フロントには吸気になるようにリバースタイプを取り付けた

合せ鏡のようなインフィニティミラーによる独特なイルミネーションを楽しめる

LEDは鮮やかなので、フロントメッシュパネル側も彩りを添えてくれる

価格以上の満足度が味わえる自信作が完成

 本パーツ構成は、手ごろな価格帯となっているゲーミングディスプレーを組み合わせた高リフレッシュレート駆動ゲーミングと、インフィニティミラーの映えるLEDイルミネーションを満喫できる1台に仕上がった自信作だ。予算20万円台前半で、この冬から春にかけて自作PCを組もうと考えているひとは、参考にしてもらいたい。

好みのカラーで彩ったPCを眺めながらゲームを楽しもう

 気温が低い季節なのもあるが、本構成は想定以上に静かになったのがポイントだ。静音を狙ったCPUクーラーのID-COOLING「FROZN-A620-PRO-SE」もしっかり効いて、「Cinebench 2024」実行時でも回転数は最大で1200rpm台で推移していた。

 そのうえ3基のケースファン「DM8」も、800rpm台の低速回転とあって、騒音値は40dBAを切っていた。肝心のゲーム中も同様で、ビデオカードのGPUクーラーファンの動作音が加わっても、38.5dBAと、まったく気にならない騒音値となっていたのは、うれしい誤算だ。

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