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Lepton Motion Pro X870/A導入事例

256GBメモリーとVRAM 32GBのRTX 5090はVFXで大正義、サイコム製ワークステーションがCG・映像制作会社「jitto」にもたらした恩恵

2025年12月27日 11時00分更新

文● いちえもん 撮影●AKR/Akira Sato 編集●ジサトライッペイ/ASCII
提供: 株式会社サイコム

King Gnuの常田大希さんが監修しているブランドのCMも担当

――オフラインよりもオンラインのほうが作業負荷が大きいイメージがありますがいかがでしょう?

床井氏:そうですね。たしかにオフライン作業であればMacBook1台で十分ですが、オンライン作業はCGやエフェクトを追加しなければいけないので、ハイスペックなマシンが求められますね。

高野氏:「King Gnu」の常田大希さんが監修しているヘアケア・スキンケアブランド「MARO(マーロ)」のPVを手がけたことがあるんですが、髪型が多彩に変化するエフェクトの表現については「Houdini」を使っていました。

――SideFXが開発した3DCG制作ソフトウェアですね。

高野氏:普通の髪を動かすぐらいならほかのソフトでも十分ですが、たとえばモヒカンからリーゼントに変化するといったアニメーションでエフェクトをかけるとなると、選択肢はHoudiniしかないなと。ただ、HoudiniはCPUとGPUの両方を使うソフトウェアなので、快適に動かすには結局のところハイエンドPCが必要になります。

Lepton Motion Pro X870/A

MARO公式CM「あなたの愛する、あなたの人生を。」のCG素材

――なるほど。使用するソフトウェアによってPCのスペックも変わってくるというわけですね。

高野氏:そうですね。ある程度アンテナを張っているクリエイターは、「このソフトはこれぐらいのPCスペックで動く」ことをなんとなく知っているはずなんですよね。だからクリエイター向けのハイエンドPCを欲しがる人は、ソフトウェアのリテラシーが相当高いと思いますよ。

Lepton Motion Pro X870/A

ソフトウェアによってはハイエンドPCが不可欠になると語る高野氏

故障のしづらさやサポートで信頼があるサイコム

――サイコムさんのPCを導入するにいたったきっかけを教えてください。

床井氏:人が少なかった時期は毎年3、4台のペースで自作をしていましたが、台数が増えるにつれて機材管理が大変になりまして……。そこで、社内スタッフやお付き合いのあるMORIE Inc.さん(CG映像制作会社)の情報を参考に、サイコムさんにお願いすることにしました。実際に故障した際の対応もしっかりしていただいたこともあって、現在は年に数台ペースですが、新規導入ぶんはすべてサイコムさんにお任せしています。

Lepton Motion Pro X870/A

左が会社用PCで、右がLepton Motion Pro X870/A。リモートデスクトップ経由で2台を併用しているという

高野氏:実は自宅でもサイコムさんのPCを2台使用していまして、安定した動作と柔軟にカスタマイズを相談できる点が気に入っています。だからこそ、会社用のBTO PCを導入する話があがったときは「サイコムさんがいい!」という気持ちでいっぱいでした(笑)。

――ご自宅でもサイコムのPCを使われていたんですね。

高野氏:高負荷な作業になるとPCはうるさくなりがちですが、サイコムさんのPCは驚くほど静かなんですよね。自宅で作業しても「これ電源入ってるよね?」と疑ってしまったほどです(笑)。水冷・ハイスペック・静音のBTO PCで考えると、サイコムさんしかないなと思っています。

――ご自宅のサイコム製PCはなぜご購入されたのですか?

高野氏:9年ほど前にサイコムさんから購入した1台目のPC(Silent Master)は、本当にトラブルがなかったのでそれで。他社のBTO PCも一度使ってみたのですがトラブルが多く、2年前にまたサイコムさんのPCを購入しました。こちらもまったくトラブルが起きないので、自宅での制作活動もかなりはかどっています。

Lepton Motion Pro X870/A

自宅でも会社でもサイコム製PCで作業する高野氏。これ以上はない信頼の証である

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