“他校に負けないパソコン教室”の完成を目指した東京実業高等学校は、省スペース性とスペックの両立を実現できるMSI製のマシンを導入
2026年01月22日 08時00分更新
質問1:MSI ノートPCの導入前に感じていた課題や導入に至った背景を教えてください
山口さん:以前のパソコン教室にあったPCは、古いOSのまま長く使い続けていて、プログラミングやCADの授業中にパソコンが動作が重くなることがありました。さらに、起動にとにかく時間がかかってしまうため、授業のたびに電源を入れ直すと、それだけで次の授業時間がどんどん削られてしまいます。本来であれば、授業ごとにPCを立ち上げて、終わったらきちんと落とすのが健全な運用だと思うのですが、それができずに、朝電源を入れたら1日中つけっぱなしという状態が続いていました。そうなると、1年生のあとに3年生が使うときなど、前の授業でいじった設定やファイルがPCの中にずっと残ってしまいます。学年によって使うソフトも違いますし、環境がバラバラだとトラブルの原因にもなります。
また、実業高校と名乗っている以上、他校に負けないパソコン教室を一部屋は持ちたいという思いもありました。今は1人1台端末を持つ時代になりつつあり、ノートPCを配布すればパソコン教室はいらないという考え方もできますが、それではご家庭の負担も大きくなりますし、さまざまな体験や交流ができる学校という場の価値も薄れてしまいます。だからこそ、自宅に高性能なPCがなくても、プログラミングやゲーム制作、動画編集など、さまざまな学びの機会を得られる「実業高校らしいパソコン教室」をしっかり整えたいと考えていました。
質問2:MSIのマシンを選んだ決め手を教えてください
山口さん:パソコン教室のレイアウトを検討するときは、スペースの確保が課題でした。40人規模の教室で、2人が座るそれぞれの机には3モニターを設置。PCや椅子もきちんと机の幅に収める必要があります。それをクリアするには、今のパソコン教室では、PCやモニターはどうしても小型である必要があります。必要なスペックを満たしつつ、この限られたスペースに収まる小型筐体を提案してくれたのがMSIだけでした。
個人的には、デザインもとても気に入っています。どうせ刷新するなら、自分も生徒もカッコいいと思えるパソコン教室にしたいという気持ちがありました。また、当初はeスポーツに特化したインパクトがある部屋にする案もありましたが、検討を進める中で、いろいろな学科やコースの生徒が使える方向にコンセプトを変更しました。画面がついていないときでも暗い印象にならないように、天井や壁、カーペットの色とPC・モニターのカラーをリンクさせ、部屋を明るく感じてもらえるようにデザインしています。eスポーツ専用の空間ではなく、授業や部活動、先生のクリエイティブな活動も受け入れられる「東京実業らしいパソコン教室」にしたいという思いと、MSIのデザイン性やコンパクトさ、性能のバランスがうまくマッチしたと感じています。
質問3:導入後の成果や手応えはいかがでしょう?
山口さん:一番わかりやすいのは、やはり起動や動作の速さですね。今は授業が終わるたびに一度電源を落として、次の授業の前に立ち上げ直してもまったく問題ないくらいスムーズです。シャットダウンと同時に初期状態に戻すプログラムも入れているので、1年生が使ったあとに3年生が使うといった場合でも、前の授業の設定やファイルが残ってトラブルになることはありません。処理がカクついたりフリーズしたりすることも減ったので、授業の本題に使える時間が増えています。
また、スペックに余裕があるため、プログラミングやゲーム制作だけでなく、動画編集や音楽制作など、さまざまな活動に使えるようになりました。「パソコン教室はプログラミングだけの部屋」というイメージにはしたくなかったので、ここのPCを使って楽曲やイラストの制作、動画の編集など、幅広い表現にチャレンジしてほしいと思っています。もちろん放課後にはeスポーツ関連の活動にも使えますし、先生もここで授業用の動画や教材づくりを始めたら快適で手が止まらないだろうなと思います。
印象的なのは、在校生以上に卒業生の反響が大きいことです。新しいパソコン教室を見た卒業生からは「なんで自分たちのときにはなかったんですか」「授業は同じでも環境が全然違う」と羨ましがられます。そういう声を聞くと、在校生にとってはかなり恵まれた環境になっていると改めて実感しますし、この教室の価値をもっと生かしていかなければという気持ちにもなります。
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