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生き残る、ふたりの約束―― 『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』

2025年12月06日 10時00分更新

文● MOVIEW 清水、編集● ASCII

生き残る、ふたりの約束――
『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』

『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』

作品解説
仲間の最期を「勇姿」として手紙に書き記す功績係(こうせきがかり)――彼が本当に見たものとは?
太平洋戦争末期の昭和19年、南国の美しい島・ペリリュー島。そこに、21歳の日本兵士・田丸はいた。漫画家志望の田丸は、その才を買われ、特別な任務を命じられる。それは亡くなった仲間の最期の勇姿を遺族に向けて書き記す「功績係」という仕事だった。9月15日、米軍におけるペリリュー島攻撃が始まる。襲いかかるのは4万人以上の米軍の精鋭たち。対する日本軍は1万人。繰り返される砲爆撃に鳴りやまない銃声、脳裏にこびりついて離れない兵士たちの悲痛な叫び。隣にいた仲間が一瞬で亡くなり、いつ死ぬかわからない極限状況の中で耐えがたい飢えや渇き、伝染病にも襲われる。日本軍は次第に追い詰められ、玉砕すらも禁じられ、苦し紛れの時間稼ぎで満身創痍のまま持久戦を強いられてゆく――。
田丸は仲間の死を、時に嘘を交えて美談に仕立てる。正しいこと、それが何か分からないまま……そんな彼の支えとなったのは、同期ながら頼れる上等兵吉敷だった。2人は共に励ましあい、苦悩を分かち合いながら、特別な絆を育んでいく。一人一人それぞれに生活があり、家族がいた。誰一人、死にたくなどなかった。ただ、愛する者たちの元へ帰りたかった。最後まで生き残った日本兵はわずか34人。過酷で残酷な世界でなんとか懸命に生きようとした田丸と吉敷。若き兵士2人が狂気の戦場で見たものとは――。

『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』
『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』
『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』
『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』
『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』
『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』
『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』
『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』
『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』
『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』
『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』
『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』

スタッフ
原作:武田一義「ペリリュー ―楽園のゲルニカ―」(白泉社・ヤングアニマルコミックス)
監督:久慈悟郎
脚本:西村ジュンジ、武田一義
キャラクターデザイン・チーフ作画作画監督:中森良治
プロップデザイン:岩畑剛一、鈴木典孝
メカニックデザイン:神菊 薫
設定:中島美佳、猿谷勝己(スタジオ MAO)
コンセプトボード:益城貴昌、竹田悠介(Bamboo)
美術監督:岩谷邦子、加藤 浩、坂上裕文(ととにゃん)
色彩設計:渡辺亜紀、長谷川一美(スタジオ・トイズ)
撮影監督:五十嵐慎一(スタジオトゥインクル)
3DCG監督:中野哲也(GEMBA)、髙橋慎一郎(STUDIOカチューシャ)
編集:小島俊彦(岡安プロモーション)
考証:鈴木貴昭
音響監督:横田知加子
音楽:川井憲次
音響制作:HALF HOP STUDIO
制作:シンエイ動画×冨嶽
配給:東映
主題歌:上白石萌音「奇跡のようなこと」(UNIVERSAL MUSIC / Polydor Records)

キャスト
板垣李光人/中村倫也
天野宏郷、藤井雄太、茂木たかまさ、三上瑛士

上映情報
12月5日(金)より全国公開

公式サイトURLhttps://peleliu-movie.jp/
公式X@peleliu_movie

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