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“1500W”が世界を変える

ドライヤーじゃ物足りない? “本気の熱風”が欲しい人に届けたいヒートガン入門

●ヒートガンでイロイロ加熱してみた!

・リモコン用ラップフィルムを使ってみる

 ノズルは装着せずに、強風でシュリンクモード(300度)を選択。説明通りフィルムの開口部側からゆっくり熱風を当てていったところ、みるみる縮んでラッピングできました。結構遠くからでも収縮してくれたので、熱収縮モード(200度)でも十分そうでした。

 同じように手持ちのドライヤーでも試してみたのですが、どうしてもボタン部分のシワが残ってしまったんですよね。ヒートガンではそれがなく、ピチッと張りがあるキレイな仕上がりとなりました。

左がヒートガンで、右がドライヤー。ボタン部の張りが全然違います

 なお、ヒートガンで長めに当てるとどうなるのかなと試してみたところ、当てすぎたところが薄っすら白く曇り、小さな穴が開いてしまいました。同じ場所に当て続けるのはやめましょう。

熱風を当てすぎるとフィルムが劣化し、穴が開くので注意

・もっと大きいフィルムで試す

 大風量&高温が有利になるのが、より大きなラップフィルムを使う場合。ということで、スニーカー用とあった25×40cmのシュリンクフィルムを試してみましょう。せっかくなので、中に入れるのはスニーカーです。モードはシュリンクモード(300度)としました。

平面ノズルなら広い範囲へ熱風を当てられるため、大きなものでも快適

 キレイにラッピングするには、少し離れた位置から熱風を当て、全体的に少しずつ縮めていくのがよさそう。300度だと温度が高いかなと思いましたが、熱風の温度は近づけたり遠ざけたりすることで調整できるので、むしろやりやすく感じました。慣れてきたら、さらに高温にしてもいいかもしれません。

 もちろんリモコン同様、ムラやシワが少なく縮んでくれるので、出来上がりもキレイに仕上がります。

・18650のリチウムイオン充電池

 工作で使うことがある18650の充電池ですが、誤って保護用の絶縁フィルムを傷つけてしまうことがあります。熱のかかる箇所の絶縁や固定に使用できる「カプトンテープ」でごまかしてましたが、それ用の熱収縮チューブを用意できたので、直してみましょう。

切れ目をカプトンテープで補修していましたが、キレイに直せます

 小さいものなので、収縮モード(200度)で問題なし。なんとなく強風でやりましたが、電池が倒れたり転がる心配が減るので、弱風の方が向いています。

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