ドライヤーを使うと、熱風で広い範囲を一気に温められます。この特性を活かし、シュリンクフィルムを収縮させてラッピングに使ったり、粘着テープを柔らかくして剥がしやすくするといった用途で活用できます。
しかし、最近のドライヤーは低温大風量というのがトレンドだそうで。早く乾いて髪へのダメージが少ないというのがメリットらしいですが、「ドライヤーは工具のひとつ」と認識している我々からすると、温度が下がるというのは由々しき事態です。
●“熱工具”としてドライヤーは優秀だが“微妙”ではある問題
では、従来のドライヤーで満足していたかというと……そこはちょっと微妙。火傷をしないよう温度があまり高くないため、シュリンクフィルムが期待していたほど縮まなかったり、粘着テープを柔らかくするまで時間かかってしまうことがありました。使えないわけではないので使っていた、という側面が強いです。
そこへきて、低温大風量というダメ押しですからね。そろそろ専用工具……そう、ヒートガンを買う時期が来たかもしれません。
●ヒートガンは500℃超!用途の幅が一気に広がる
ドライヤーが120度くらいまでしか温度が上がらないのに対し、ヒートガンは500度を超えるものが大半。そのため、樹脂や竹ひごの曲げ加工など、より高い熱が必要な用途にも使えるようになります。ドライヤーの工具としての力不足感を解消しつつ、さらに用途が広がるわけですから、購入の動機としては十分でしょう!
ヒートガンは300Wくらいの小型のものもありますが、これは温度が低く、風量も少ないため、従来のドライヤーくらいの能力しか期待できません。どうせ買うなら、1400W以上の強力なものが欲しいところ。さらに、用途に合わせ温度や風量を変更できるものだとベターです。
この条件を満たしているもののひとつが、Anestyの「HG-02Y」です。最大消費電力は1500Wなので、ヒートガンとしては平凡。しかし、液晶画面を備え、10度刻みで50~600度まで設定できるほか、風量も強弱2段階切り替えできるというのが魅力です。また、4種類のノズルと2種類のスクレーパーが付属しているというのもいいところ。
これだけ揃っていながら、価格はAmazonで3880円と安価。セールで安くなることも多く、3000円前後になってのも珍しくありません。実は購入したのは5年前なのですが、今も売られている現行品なので紹介していきましょう。
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