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PCって21分で組めるの!? 優勝すれば“100万円のPCパーツ”!? アスキーが独占配信した「MSIカスタムPC王者決定戦2025」会場レポート

2025年12月01日 17時30分更新

速さはもちろん、PCへの愛と技術も見せつけろ!
第2部:カスタムPC王者決定戦 本戦

第2部のカスタムPC王者決定戦 本戦は、「速さ」「配線美」「完成度」「個性」の4つで競う

 第2部となるカスタムPC王者決定戦 本戦は、一般応募の中から選ばれた参加選手6名によるカスタムPC組み立ての腕を競うもの。第1部とは異なり、“速さ以外の要素”も基準となる。

 審査項目は「速さ」「配線美」「完成度」「個性」の4つ。PCが組み上がった段階で、5名の審査員がこれらの項目について点数を付け、より総合点の高かった選手が優勝となる。

使用するPCパーツを決める抽選時の様子

 第1部と同様、使用するPCパーツは当日抽選。一般参加者には最初に5分間マニュアルを確認する時間が与えられた。

 また、第1部ではPCの組み方に不備があった場合はやり直しだったが、こちらでは選手が組み立て完了を宣言した時点で修正は禁止となる。そのため、組み立てのミスなどがあった場合はそのミスも含めて採点対象(減点される)となる。

大会のレギュレーション

 PC組み立ての制限時間は90分で、一定時間が経過するごとに減点されていく仕組み。30分以内であれば最大の20点で、45分までなら16点、60分以内なら12点……といった具合だ。

 配線美については組み立てが完了した時点の配線の美しさなどで審査され、審査員1人につき最大20点ずつ、合計最大100点で採点。

 完成度についてはケーブルやコネクターが正しく取り付けられているか、PCが正常に動作するかなどで審査され、審査員1人につき最大10点、合計最大50点で採点される。

 加えて個性の項目では、それぞれの参加者が2分間のアピールタイムでスピーチし、それを審査員が採点することで点数が決まる。審査員1人につき最大6点、合計最大30点となる。

 これらの項目により、最大200点から減点方式で得点を競う形だ。

PCの評価基準。最大200点中、何点獲得できるかで競う

 審査員には、AMDの宮崎良亮氏(Component Channel Senior Manager)、Cooler Masterのジョセフ氏(APAC Sales Product Manager)、MSIマザーボードスペシャルアドバイザーの清水貴裕さん、ThermaltakeのMei氏(JAPAN Account Manager)といった主催・協賛企業の代表者に加え、アスキーからジサトライッペイも参加。

審査員の5名。左から宮崎氏、ジョセフ氏、清水さん、Mei氏、ジサトライッペイ

 今回、選手として参加するのは下記の6名。カスタムPC王者決定戦と銘打たれただけあり、各人が手際よくPCを組み立てる様子はまさに“猛者揃い”といった印象だった。また、2分間のアピールタイムでは、それぞれのカスタムPCに対する愛や知識の深さがうかがえた。

●参加選手

・素人坊主選手

・けゼろ選手

・すばる選手

・タイヤキ選手

・もげら選手

・まっつん選手

素人坊主選手

けゼろ選手

すばる選手

タイヤキ選手

もげら選手

まっつん選手

 最終的に激戦を制したのは、すばる選手となった。44分59秒というタイムでもっとも速くPCを組み立てたこと、その他の審査項目でも総合的に高い点数を獲得したことが優勝につながった。

 最終的な順位は以下の通りだ。

●順位

1位:すばる選手(175点)

2位:もげら選手(165点)

3位:まっつん選手(163点)

4位:素人坊主選手(159点)

5位:タイヤキ選手(146点)

6位:けゼろ選手(131点)

最速でPCを組み上げたすばる選手が優勝。左に写っているのはエムエスアイコンピュータージャパンの江富盛社長

すばる選手が組んだPC

裏配線の様子

 各選手には、それぞれ豪華賞品が贈られた。1位の賞品は、なんと合計100万円相当のPCパーツ一式。そのほかの選手にも、主催・協賛企業からそれぞれPCパーツが贈られた。

優勝賞品は、合計100万円相当のPCパーツ一式。かなりのハイエンド構成だ

2位〜6位の選手にも、PCパーツの賞品が贈られた

 それぞれ構成が異なるということもあるが、組み方の個性などもさまざまなところがカスタムPCの奥深さ。1台を作り上げた瞬間に生まれる“自分だけの答え”があるからこそ、出場者ごとの違いが生まれるのだろう。

 そうした参加者それぞれの個性を目の当たりにできるのが本大会の魅力でもある。競技の様子を見ているうちに、「自分も新しい1台を組み上げたくなった」と思った来場者も多いのではないだろうか。

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