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山根博士のグロスマレビュー

「ハッセルブラッドウルトラクリア」で撮る世界に感動! OPPO Find X9シリーズは爆速快適に写真を撮りまくれる

2025年11月30日 12時00分更新

 OPPOが10月に発表した最新スマートフォン「Find X9」「Find X9 Pro」を、中国にある同社の新キャンパスでさっそく触ってきた。今回はカメラをテストする時間があったので、簡単な作例も紹介したい。

日本投入はどちらのモデルか!?
Dimensity 9500搭載の高性能カメラフォン

 OPPOは中国・東莞市にある新しいキャンパスで、日々製品の開発と品質向上に取り組んでいる。今回はその新キャンパスを訪れたときに、最新モデルの2機種を試す機会を得た。なお、新キャンパスの記事はこちらを参照のこと(2200億円をかけたOPPOの新キャンパスで次世代品質への挑戦を見た!)。

 OPPOブランドのスマートフォンを日本で販売するオウガ・ジャパンは、X上で12月16日に新製品発表会を開催することをアナウンスしている。1年前のほぼ同時期に日本で発表されたモデルは「Find X8」と「A3 5G」の2機種。

 今年投入される製品が基本モデルとなる「Find X9」か、上位モデルの「Find X9 Pro」になるかはまだ明らかにされていない。

Find X9 Pro(左)、Find X9(右)。画面サイズが異なる

 どちらのモデルもチップセットはMediaTekのDimensity 9500を搭載する。ディスプレーとバッテリーはFind X9が6.59型/7025mAh、Find X9 Proが6.78型/7500mAh。急速充電はどちらも有線80W、無線50Wとなる。

 どちらのモデルが発売されたとしても、日本ではまだ数が少ない7000mAh超えの大容量バッテリー搭載モデルとなる。

Find X9 Pro(左)、Find X9(右)。カメラ部分のデザインが異なる

 カメラはハッセルブラッドと協業のもの。性能はFind X9が標準5000万画素、広角5000万画素、超広角5000万画素、3倍望遠、Find X9 Proが標準5000万画素、広角5000万画素、超広角2億画素、3倍望遠。広角は同じ画素数ながらFind X9が1/1.4型 23mm F1.6、Find X9 Proが1/1.28型 23mm F1.5と、センサー、レンズ構成が異なっている。

Find X9のカメラ部分

 両者のカメラバンプデザインは似ているが、Find X9はハッセルブラッドの「H」ロゴの周りをLEDライトとしている。一方、Find X9 ProはLEDライトがカメラバンプの右側に埋め込まれている。

Find X9 Proのカメラ部分

Find X9シリーズのカメラの実力を試す

 本体の物理的な違いとして、Find X9 Proにはカメラの起動とシャッターとして使えるカメラボタンを側面に搭載している。ボタン上部はタッチセンサーになっており、指先を当てて左右にスライドさせることで望遠倍率の変更が可能だ。

Find X9 Proのみ右側面にカメラボタンを搭載

カメラボタン上部をスライドさせて倍率を変更

 Find X9 Proは本体を横向きに持った時にカメラボタンを軽く押してすぐにカメラを起動できる。本体重量は224gと適度な重量感があり、撮影時にも本体をブレずに持つことができる。一方、Find X9はカメラボタンはないものの、204gとやや軽量であり、小型なこともありカメラアプリ内のシャッターボタンも親指でサクサクと押すことができる。カメラフォンとしてどちらも使いやすいと感じられた。

カメラフォンとしても使いやすい(写真はFind X9 Pro)

 カメラモードの中にある「ハッセルブラッドウルトラクリア」は、高画質で直接撮影が可能なモードだ。最近のスマートフォンは写真モードでの撮影は高画質なカメラを使っても1200万画素にピクセルビニングされるが、高画質そのままで撮影できる「高画質」モードを備えている。

 Find X9シリーズはそのモードにハッセルブラッドの名前を冠することで、カメラセンサーの最大の性能を発揮した写真が撮影できるのだ。

高画質撮影ができるハッセルブラッドウルトラクリア

 レトロ感あふれるウルトラワイド撮影が可能な「XPAN」モードも搭載。前モデルと比較して全カメラでXPANモードが利用可能になり、カラーフィルターも種類が増えた。さらに動画もXPANモードで撮影が可能になった。モノクロでXPAN動画を撮れば、いつもとはまったく異なる味わいのある動きを写真に納めることができる。

XPANモードも大きく進化した

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