トリガーを引くと回転するのはもちろん、正転・反転切り替えスイッチもちゃんと使えます。中間にするとトリガーを引いても回転しないという動作まで再現されていて、感心してしまいました。またLEDも装備しており、トリガーを引くとビットの先端を照らしてくれるという、細かい部分まで作り込まれています。
このほか、クラッチ動作も装備しており、固く締め終わるとちゃんと空回りします。上部にあるのはトルク調整スライダーでしょうか、これは飾りっぽいですけどね。
さらに、バッテリーボックスの取り外しが可能。電池はネジ止めされてるフタを開けないと入れられませんが、ボックスごとなら取り外せます。
充電池ではないし意味はないですけど、ここを再現するんだ……と感心しました。
個人的にヒットしたのが、ノギス。0.1mm単位をダイヤルから読み取れるダイヤルノギス風のデザインとなっていますが、1mm単位となるため、あんまり意味はありません。しかしこのダイヤル、ちゃんと回転するんですよ!
ただし、ちょいちょい空回りするので、ダイヤルの値は信用できませんけどね。
それはそれとして、ノギス本体の方にちゃんとメモリがあるので、基本的な使い方は普通にできます。
ドライバーとモンキーレンチは基本的な動作に問題ありませんが、ちょっと気になるところもあります。
まず、ドライバー。ビット交換式になっていますが、このグリップの形状だと交換式っぽくないんですよね。また、円柱状なので転がってしまい、机の上から落ちてしまうのも残念なところ。本物だと、ちゃんと転がり止めになる形状ですから。
モンキーレンチは幅が変えられるのはすごくイイのですが、なぜか先端が短く切り詰められていました。縦横比を間違ってしまったんじゃないかって感じです。このせいで、ボルトやナットをつかみにくくなっていました。
揚げ足取りみたいな感じになってしまいましたが、どうせならもうちょっと本物に似せて欲しかったというのが本音です。
●ほぼ機能しないけど形を知るのに使える工具
工具としての機能はほぼないものの、形状から工具の違いを知るきっかけになるものが7つあります。
そのうち、まったく機能しないものがこちらの3つ。
ハンマーは軽くて釘を打てるようなものではないし、ノコギリは刃がなく、当然なにも切れません。といっても、これらは元々動かすものではなく、使うもの。そのため、使うマネをして遊ぶのであれば、形状だけ似ていれば十分です。
マルチツールはマイナスドライバー、ヤスリ?、レンチの3つが引き出せるもの。レンチは一応ナットをつかめますが、スグに回ってしまうので形状だけだと思った方がいいでしょう。
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