ASUS「ROG Falcata Gaming Keyboard」
別れるの? 片側のみの使用も可能でマウス操作が広く取れる分離型ゲーミングキーボードを試してみた
2025年12月03日 17時00分更新
ROG Falcata Gaming Keyboardは左右分離構造を採用したユニークなゲーミングキーボードです。分割して左右を離しても1つにまとめても使える自由度の高さが特徴で、左側だけを使用し、右側は片付けてしまうといったプレイスタイルに合わせた柔軟なセッティングも可能です。もちろん、ASUS製の高性能スイッチや8000Hzの高ポーリングレートといった正確で遅延の少ない操作もできます。
ここからは、ROG Falcata Gaming Keyboardを使用して感じたメリットとデメリットを紹介していきます。
ROG Falcata Gaming Keyboardを購入する3つのメリット
ポイント(1)分離設計でマウス操作スペースを拡張
最大の魅力は、左右ユニットを分離できる点にあります。左手用のキーだけを残して右側を脇に避ければ、マウスの可動域を大幅に広げられます。FPSやMOBAタイトルなど、マウスの細かな動作が求められるゲームで特に効果を発揮します。
スペースを抑えるために、テンキーレスキーボードを使うという人もいるかもしれませんが、そこからは得られない自由度があり、プレイ姿勢を自分に合わせて最適化できるのも強みです。長時間のゲームでも腕の位置を自然に保てるため、肩や手首への負担が軽減されるのを実感します。
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ポイント(2)多彩な接続方式と省スペース設計
接続は有線・無線の両対応で、Bluetoothや2.4GHz接続もサポート。デスク環境に合わせて柔軟に使い分けられます。左右ユニットをケーブルで接続しても、取り回しはシンプル。さらに、キーレイアウトは75%サイズのコンパクト設計で、省スペース性も優れています。
肩幅が広い人でも自然な姿勢でタイピングでき、デスクの余白を有効活用できるのがうれしいポイント。通常使用時は一体型として作業に使い、ゲーム時は分割して操作性を重視する、といった切り替えもスムーズに行えます。
ポイント(3)ROGらしい高レスポンス&静音性
キースイッチはROG独自のリニアスイッチを採用し、8000Hzポーリングレートによる超低遅延入力を実現。キーの反応が非常に速く、連打系の操作でもしっかり応答します。打鍵感も軽快で、長時間プレイでも疲れにくいのが特徴です。
加えて、内部の防音フォームにより静音性も確保。メカニカル特有のカチャカチャ音が抑えられ、深夜のプレイや集中したい作業環境でも気になりません。まさに高性能と快適さの両立したROGらしい設計です。
購入時に確認したい2つのポイント
ハイエンドゆえの価格と用途の見極め
ROG Falcata Gaming Keyboardはハイエンドモデルに分類されるため、それなりに高価です。すべてのユーザーに必要というよりは、自分のプレイスタイルを確立した中級〜上級者に向けた製品といえます。
日常のタイピング用途だけで考えるとオーバースペックに感じるかもしれません。ただ、ゲームプレイを中心に考えるなら、その価格に見合う操作性と自由度が得られる製品でしょう。
分割操作には慣れが必要
左右が完全に分離している構造のため、初めて使う人はやや戸惑うかもしれません。特に、両手で入力する通常のタイピングでは、キー間の距離感を掴むまで少し時間がかかります。
しかし、慣れてくるとその自由度の高さがむしろ快適に感じられるようになります。自分の腕の位置に合わせてレイアウトを調整できるのは、他のキーボードにはない利点です。
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