ライカはフルサイズセンサー搭載のコンパクトカメラ「Qシリーズ」の新モデル「ライカQ3モノクローム」を発表した。
すでに販売されている「ライカQ3」のモノクロ専用モデルで、直販価格119万9000円、ライカストア、ライカオンラインストア、ライカブティックおよびライカ正規特約店で発売も開始された。ライカQ3は103万4000円なので、モノクロームのほうが16万5000円高くなっている。
モノクロ専用撮像素子採用
メニューが更新され
Qでは初のデジタル署名搭載
Qシリーズのモノクロ専用機は先代のQ2でも発売されていたので、Q3モノクロームは2世代目になる。
モノクローム撮影専用センサーを搭載し、写真撮影の本質に焦点をあて、輝度情報のみを記録する。6000万画素のモノクロームセンサーとトリプルレゾリューション技術を搭載し、6000万、3600万、1800万画素の解像度で画像を保存できる。動画は最高8Kで録画できる。ISO感度は100から20万に対応。
センサーはカラーフィルターを使用しないので、高いシャープネスとダイナミックレンジ、トーンの深みを実現、細部まで妥協のない画質を生み出す。
広角単焦点レンズ「ライカ ズミルックス f1.7/28mm ASPH.」はQ3と同じで、最短撮影距離が17cmまでのマクロモードへ簡単に切り替えられ、オートとマニュアルの操作を選択できるため、写真・動画の両方でモノクロームにこだわった撮影を楽しめる。
フルメタルのボディとレンズフードはブラックペイント、トッププレートの「Monochrom」の刻印と文字は控えめなブラックまたはグレーで、レザー部分にはスタイリッシュな仕上げが施されている。赤い「Leica」ロゴを省くことで、モノクローム写真に通じるミニマリズムを強調している。IP52規格の防塵・防滴性で水しぶきや埃の影響も受けにくくなっている。
EVFは576万画素OLEDで、高速で正確なハイブリッドオートフォーカスを実現。背面のチルト式ディスプレイはタッチ操作が可能だ。
ユーザーインターフェースも向上しており、写真機能と動画機能が区別されてわかりやすい構成で、操作性シンプル。独自のカラーコンセプトに沿ったアイコンとメニュー構成により、直感的に操作することができる。この新しい操作コンセプトはQ3およびQ3 43にもファームウェアのアップデートにより導入される予定だ。
また、Qシリーズ初のコンテンツクレデンシャル技術を搭載し、認証イニシアチブ(CAI)に準拠したデジタル署名を画像に付与でき、その出所や後からの変更を証明できる。
Q3モノクロームではQ3のアクセサリーを使用することもできるほか、オプションでカメラ本体とマッチするレザー外装を施したワイヤレス充電機能付きハンドグリップ、レッドフィルター、各種ストラップも同時発売となる。
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