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SPARKLE製「Arc Pro B60」が国内展開へ PCIe 5.0対応のプロ向けGPUをアユートが販売

2025年11月19日 13時30分更新

SPARKLE Intel Arc Pro B60シリーズが国内取り扱い開始

 アユートは11月21日より、台湾のPCパーツメーカー「SPARKLE」の正規代理店として、プロフェッショナル向けグラフィックカード「SPARKLE Intel Arc Pro B60」シリーズの取り扱い開始すると発表した。ラインナップはBlowerモデルとPassiveモデルの2種類で、市場想定価格は119,800円となる。

24GBメモリーと160基のXMX AIエンジンによる高い処理性能

 SPARKLE Intel Arc Pro B60シリーズは、24GBの大容量メモリーと最大456GB/sのメモリー帯域幅を備え、160基のXMX AIエンジンを搭載している。AI生成デザイン、3Dシミュレーション、レイトレーシングなどの高負荷ワークロードに対応し、LinuxマルチGPU LLMサポートによりAIパフォーマンスの拡張も可能だ。さらに、認定ドライバーの提供により、AI、デザイン、エンジニアリング、メディア制作といった幅広い業務領域で安定したパフォーマンスを提供する。

BlowerモデルとPassiveモデルの特徴と冷却設計

 Blowerモデルは、内部エアフローが制限されるワークステーション環境向けに設計されており、ラジアルファンにより筐体内の熱を効率よく排出する。プロフェッショナルワークステーションやマルチGPU構成に適した冷却性能を備える。

 一方、Passiveモデルはファンレスのヒートシンク構造を採用し、高密度ラックマウント環境で優れた冷却性能を発揮する。サーバーシャーシ向けに最適化された設計で、静音性と信頼性が求められる用途に適している。

8K対応、PCIe 5.0採用などプロ向けの最新仕様

 両モデルはDisplayPort 2.1を備え、8K解像度(7680×4320@60Hz)に対応。バスインターフェースはPCIe 5.0(x8)を採用し、映像出力はDisplayPort 2.1×4基、2スロット設計となっている。補助電源は8pin×1で、外形寸法はどちらも289×120×42mm。AIパフォーマンスのスケーラビリティを活かし、最新のプロフェッショナル用途に柔軟に対応する。

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