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11月26日から期間限定で発売

ケンタッキー本気の「鶏竜田バーガー」を8年かけて開発! 「ケンタ味じゃない、けどおいしすぎ!」

2025年11月18日 15時00分更新

 え……、ケンタが……。意外な商品展開です。これは食べねば。

 ケンタッキーフライドチキン(KFC)は、「ケンタの鶏竜田バーガー」2種を、11月26日より数量限定で販売します。KFCが満を持して展開する、待望の和風“鶏竜田(とりたつた)”です。

ケンタの鶏竜田(とりたつた)登場!

 

8年越しの本気!「ケンタの鶏竜田バーガー」

「ケンタの鶏竜田バーガー」「ケンタの鶏竜田バーガーピリ辛しょうが」が登場

 鶏竜田・チキンタツタは、日本人に馴染み深い味付けで、バーガーチェーンやコンビニでお馴染みです。KFCではこの竜田に着目し、以前から構想がありながらも実現に至らなかったアイデアを再検討。およそ8年もの歳月をかけて、“鶏竜田”バーガーを開発しました。

▲ケンタの鶏竜田バーガー 単品540円
 鶏モモ肉の竜田、キャベツ、特製マヨソースをバンズでサンド。

▲ケンタの鶏竜田バーガーピリ辛しょうが 単品570円
 鶏竜田バーガーに特製のピリ辛生姜ソースを合わせています。

「ケンタの鶏竜田バーガー」の最大のポイントは、ジューシーな鶏モモ一枚肉を使用している点です。モモ肉はオリジナルチキンでいう「サイ」の部分にあたり、脂身が多く、柔らかい肉質が特徴。味付けは、醤油・生姜・ニンニクベースで、王道の鶏竜田に仕上げています。

 調理法にもこだわり、高温で圧力をかけずに揚げることで、ザクザクとした食感を実現。同時に、塩味が濃くなりすぎず、食べやすいバランスを追求しました。

 この鶏竜田バーガーは、オリジナルチキンなどのレギュラー商品とは全く別物として、レシピ開発から製造マニュアルの完成まで、一からすべてを構築。この徹底した開発工程により、実に8年という長い期間を要したというのです。

バーガーだけ。チキン単体では販売しません

 また、今回はKFCが近年力を入れている「バーガー」ジャンルの訴求を強める一環であり、あえてチキン単体の“鶏竜田”は販売しません。バーガーとしてランチや夜ご飯で楽しんでもらいたいそうです。

いち早く試食できました

 なんだか、すごい力が入っていますね。商品発表会でいち早く食べてみました!

さっそく食べてみました!「え、ケンタ味じゃない」

まずはケンタの鶏竜田バーガー

「ケンタの鶏竜田バーガー」をガブリ。まず驚いたことに、いつものケンタッキーの味とは全く違う、和風のチキンの風味が広がります。

 定番の「チキンフィレバーガー」をイメージしていると、KFC特有の秘伝の11種類のハーブ&スパイスの風味がないことに気づきます。その代わりに、醤油と生姜の風味が効いた、ジューシーな和風チキンの味わいが口いっぱいに感じられます。

「ケンタ味ではない……。けれど、チキンがめちゃうまい!」

チキンが柔らかジューシー

 とにかく、チキン自体が驚くほどジューシーで柔らかです!

 衣は「ザクザク食感」とされていますが、試食で時間が少し経っていたためか、しっとりと柔らかい食感になっていました。醤油や生姜がきいた和風のやさしい味わいで、子供の頃から好物だったような錯覚さえ覚えます。

 和風のチキンタツタバーガーは全般的に、ともすれば味付けのコントラストがぼやけがちになることもありますが、チキンの鶏竜田は圧倒的なチキンのジューシーさをマヨソースがしっかりと引き立ていて、味の輪郭っもしっかり。チキンのおいしさだけでなく、バーガーとしてしっかり完成されています。

ケンタの鶏竜田バーガーピリ辛しょうがも食べました

一方の「ケンタの鶏竜田バーガーピリ辛しょうが」は、チキンの下にピリ辛生姜ソースが敷かれています。

 こちらは、韓国のヤンニョムソースを思わせるようなピリ辛さで、ただ辛いだけでなく、甘味や酸味も感じる後を引く系のソースです。

 ノーマルの鶏竜田バーガーが穏やかな味わいなのにに対し、このピリ辛ソースを足すことで、和風のチキン竜田が一気に色彩豊かなパワフルな味わいに変わります。

 個人的には、後を引くこちらのピリ辛しょうがの方が好みでした。ビールにも合いそうです!

期間限定の理由と未来への布石

 いつものケンタッキーのオリジナルチキンやチキンフィレとは異なりますが、文句なしにチキンがおしいです。揚げたてのしっとりしたチキンは、他のバーガーチェーンには引き出せないレベル。近年増えているチキンバーガー専門店とも肩を並べられますよ!

 ただし、「ケンタの鶏竜田バーガー」は期間限定商品です。およそ1ヵ月ほどの販売が見込まれており、クリスマス時期には姿を消すとのこと。「クリスマスまでのお楽しみ」という位置づけなのですね。気になる方は、ぜひ食べ逃さないようにしてください。

 そして、ここだけの話(?)、8年もの歳月を費やして開発されただけに、一度の登場で終わるつもりはないそうです。今回の市場の反応を見て、今後のレギュラー化や再登場も検討するとのこと。

 ケンタッキーの渾身の一手。あなたはこの味わいをどう感じるか、ぜひ食べてみてください~!

おいしかったです!好きなのはピリ辛しょうが(ビールにあいそう)

※記事中の価格は税込み

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ナベコ

アスキーグルメの酒好きご飯好きの記者・編集者。人生酸いも甘いも。七味唐辛子は薬研堀を愛用。
♪アスキーグルメでおいしい情報発信中♪

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