3250万画素で7Kオープンゲート記録も可能です
キヤノンが動画性能を向上したフルサイズカメラ「EOS R6 Mark III」に6万円台で買えるF1.2レンズを発表
2025年11月07日 00時01分更新
キヤノンはフルサイズミラーレスカメラ「EOS R6 Mark III」を発表した。
2022年に発売された「EOS R6 Mark II」の撮像素子画素数2420万画素が「EOS R6 Mark III」では3250万画素に向上、動画撮影ではオーバーサンプリングによる4K記録や7Kオープンゲート記録などを実現している。
オンラインショップ価格は
「EOS R6 Mark III」ボディー:42万9000円
「RF24-105 IS STM」キット:47万8500円
「RF24-105 L IS USM」キット:58万3000円
で、11月21日発売予定。
同時に大口径単焦点レンズ「RF45mm F1.2 STM」も発表し、オンライン価格は6万6000円で11月下旬発売予定だ。
3250万画素CMOS搭載
「自動」被写体認識AF
EOS初のオープンゲート記録
AF性能は「デュアルピクセルCMOS AF II」により向上、安定したフォーカスとトラッキングが可能だ。また、ディープラーニング技術を活用した被写体検出機能により、人物などの幅広い被写体を検知することが可能で、Mark IIと比較して主被写体への追従がより粘り強くなるようにAF アルゴリズムを改善している。
被写体の検出対象を切り替えることなく、カメラが自動選択する「自動」設定が可能。画面内から「人物」では人の瞳・顔・頭部・胴体、「動物優先」では犬・猫・鳥・馬の瞳・顔・全身、「乗り物優先」ではモータースポーツの車とバイク・鉄道・飛行機(ジェット機・ヘリコプター)を自動検出し、画面内に検出対象が複数ある場合は、被写体の種類や構図に応じて最適な主被写体を自動選択することが可能となった。
静止画撮影時のISO感度はMark IIの常用で最高10万2400、拡張20万4800から、Mark IIIでは常用6万4000、拡張10万2400に下がっている。
連写性能はメカシャッター撮影時は、AF・AE追従で最高約12コマ/秒、電子シャッター撮影時は、AF・AE追従で最高約40 コマ/秒で、Mark IIと同じ性能だが、連続撮影可能枚数は、メカシャッター・JPEGラージで540枚から1000枚へとほぼ倍増している。プリ撮影はMark IIと同様0.5秒で、最大20枚となっている。
手ブレ補正はレンズとの協調で中心最大8.5段、周辺最大7.5段と、Mark IIの8段より向上している。
記録メディアではCFexpressカードとSDカードのデュアルスロットを搭載。2つのカードスロットで、静止画・動画の振り分けや、動画のメイン・Proxy記録、同一書き込み、リレー記録などが可能。
EVFはMark IIと同じ0.5型OLEDで369万ドットで、倍率は0.76倍、視野角35.2°を搭載する。
動画撮影ではオーバーサンプリングによる高画質な4K60P/30P記録や、フル水平画角での4K120Pハイフレームレート記録が可能。
センサー全体を利用した3:2 の広い画角での7K30P オープンゲート記録(RAW・MP4)を搭載。同一の動画素材から縦・横の両方の映像を後工程で自由に編集することができ、任意の角度での切り出しやズーム・パンニングが可能となっている。
従来のピクチャースタイルに加えて、「CINEMA EOS SYSTEM」と共通のカラー プリセット「カスタムピクチャー」を搭載。また、従来の「Canon Log 3」に加え、フィルム特性に近く、暗部の階調性が高い「Canon Log 2」にも対応する。
カスタムピクチャーではLUT(Look Up Table)ファイルを読み込ませることで、特定のガンマ・色域の変換や色味の変換が可能。キヤノン公式ウェブサイト「Canon LUT Library」にて、LUTを無償でダウンロードできる。
動画撮影ボタンを押す3秒前もしくは5秒前から映像を記録することが可能な「プレ記録」機能を搭載。
Wi-Fi 接続では2.4GHz 帯に加え、5GHz 帯に対応し、Mark IIではできなかった、5GHz帯においてのBluetooth接続からWi-Fi 接続へのハンドオーバー切り替えが可能となった。
6万円台で買えるF1.2レンズ
「RF45mm F1.2 STM」
開放F1.2の大口径ながら、「プラスチックモールド非球面レンズ」を使用、手頃な価格を実現している。
レンズ構成:7群9枚
絞り羽根枚数:9枚
最小絞り:16
最短撮影距離:0.45m
最大撮影倍率:0.13倍
フィルター径:Φ67mm
最大径×長さ:Φ約78×75mm
質量:約346g
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