キター! ブルブル震えるこの感触。まさに病みつきなのだ。スカルキャンディの「Crusher PLYR 720」が日本上陸。振動と重低音で頭を存分に揺らされよう。
振動、本当にすごいです
Crusher PLYR 720は、オーディオブランドのSkullcandyが世に放つゲーミングヘッドホン。ブランドを象徴する振動ヘッドフォンCrusherシリーズの特徴である実際にブルブルと震える「重低音再生」にゲーミング用途に特化したスペックを融合させたスカルキャンディ初となる本格的なゲーミングヘッドセットだ。本体にはゲーミング用途向けに取り外し可能なブームマイクを搭載。ミュート時は先端が赤く光るのでわかりやすい。また、THXの認証を受けた製品でもあり、立体的な音響を楽しめる空間オーディオ再生機能や頭の位置を変えても音源の位置が変わらないヘッドトラッキング機能も利用できる。
面白いのは開放型のヘッドホンとなっている点。従来のCrusherシリーズは密閉型だったが、振動するサブウーファーを使うとFPSなどでは音の明瞭度が少し下がってしまうという問題もあったという。そこで音抜けのいい開放型を採用して、音場の広がりや音のディテールがしっかりと確認できる仕様としている。
接続方法も多彩で、Bluetooth 5.3、USBドングル(2.4 GHz独自無線)による低遅延ワイヤレス通信、3.5mmアナログ入力、USB-C to USB-A接続などが可能となっている。デュアルワイヤレスコネクトにより、USBドングルを経由して入ってきたPCやゲーム機の音とBluetoothで伝送されたスマホの音を同時に聴ける。その際に双方の音のバランスを変えられるチャットミックスや、マイクで捉えた自分の声をヘッドホンの音と一緒にフィードバックするサイドトーン機能なども搭載。ゲーミングヘッドホンらしいLEDライティング機能も備えている。
専用アプリはPC版とスマホ版の両方を用意しており、低音振動(Crusherベース)の強弱やTHX再生時のスピーカーとの距離、周波数帯域のカスタマイズが可能。E.S.P.という個人最適化機能も備えているので、自分の聞こえ方にあった調整が可能だ。PC版の「SKULL-HQ」では7chに相当するスピーカーの基準位置やEQをより細かく調整(スマホ版は5バンド、PC版は10バンド)できるなど、より細かな設定ができるようになっている。EQモードはデフォルト、RPG、FPS、ミュージック、カスタムが選べる。
ライブや映画などももちろんいい!
Crusher PLYR 720はゲーミングヘッドセットとうたっているが、CrusherベースとTHXの立体音響は映画や音楽再生(特にライブ!)でも非常に魅力的。ライブ会場の巨大なアレイスピーカーから発せられる重低音を体で感じた経験がある人は、あの物理的な振動がヘッドホンで味わえると書けばわかりやすいかも。もちろん映画も大迫力で、激しい銃撃戦や爆発などの臨場感がやばいほど。ゲームだけでなく、様々なコンテンツを迫力ある音で楽しみたい人に適した製品となっている。スカルキャンディが得意としてきたストリート系の市場はもちろんだが、ゲーミング分野への本格参入とも捉えられ、ブランドの新たなチャレンジとしても興味深いものとなっている。
BluetoothコーデックはAACにも対応。48時間の連続再生が可能で、10分で4時間使用できる急速充電も利用できる。ドライバー径は40mm、インピーダンスは36Ω、周波数特性は20Hz〜20kHz。感度/音圧レベルは116.7±3dB 。重量は約354.2gだ。
唯一無二の存在感、Crusher PLYR 720
没入感あふれるサウンド体験はほかのゲーミングヘッドホンにはおそらくない。「重低音を体感する」「空間オーディオで没入感を高める」「ゲーミング用途に最適化された入力・接続仕様」など魅力が多い製品となっている。
オーディオブランドのスカルキャンディが日本市場向けて投入する新たなゲーミングヘッドセットCrusher PLYR 720は、一般発売に先行して、GREEN FUNDINGでの先行販売を11月6日(木)の12:00から開始する。最初の96時間は26%オフの3万6852円で購入可能で、支援は12月22日まで受け付ける。一般販売予定価格は4万9800円なのでかなりお得に買えるチャンスだ。店頭でのデモなども実施されるそうなのでぜひチェックしよう。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります














