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JN-DMD-IPS14WXをレビュー

このちょうどいいサイズ感を待ってた!16:10の14型(1920×1200ドット)を2画面搭載するモバイルディスプレー

2025年11月29日 10時00分更新

文● いちえもん 編集●ジサトライッペイ/ASCII
提供: 株式会社JAPANNEXT

縦画面並びの見開きやテントモードでも運用できる

 最後に、JN-DMD-IPS14WXの設置方法をご紹介しよう。背面のキックスタンドは可動域が広く、大きく倒せば縦画面並びの見開き状態でも自立できる。

JN-DMD-IPS14WX

折り畳み式のキックスタンドを備える

JN-DMD-IPS14WX

キックスタンドの可動域は広く、画面を左右に見開いた状態でも設置できる

 また、キックスタンドを閉じ、上画面を裏返しにして自立させることもできる。わかりやすくいえば、ディスプレーが360度回転するノートPCの「テントモード」のような形だ。

 「上画面を裏返しにしたら映像が逆さになるのでは?」と疑問を抱く人もいるだろう。しかし、そこは心配ご無用。本機は画面の向きを自動で反転する機能(オートフリップ)を搭載している。

JN-DMD-IPS14WX

上画面を裏返すだけで「テントモード」に切り替えられる

 オートフリップは対面でコミュニケーションを図る場面で役立ちそうだ。相手側にプレゼン資料を表示しながら、こちら側にはスライドのメモを表示するなんて使い方もできるだろう。

 なお、独立モードとテントモードをあわせれば、対面の同僚に1画面を貸すこともできる。そういった意味では、フリーアドレスのオフィスなどにも向いている。作業が終われば、ロッカーにサッと収納できるので都合がいいはずだ。

JN-DMD-IPS14WX

オートフリップで画面の向きが自動で変更されるため、テントモードは対面コミュニケーションに最適

まとめ:サイズ感がちょうどいいデュアルモバイルディスプレーの決定版

 JN-DMD-IPS14WXは21型相当の2画面仕様をはじめ、多彩な表示モード、キックスタンドおよびテントモードなど、魅力でいっぱいのデュアルモバイルディスプレーだ。決してイロモノではなく、実用性をしっかり備えていることはご覧の通りである。

 唯一の懸念点はお値段。直販価格は4万円に近く、モバイルディスプレーとしては高価な部類だろう。とはいえ、WUXGAのIPSパネルを2枚も搭載しているし、さまざまなシーンで活用できる汎用性の高さを考えれば、決して割高な印象はない。

 また、過去にJAPANNEXTが投入したデュアルモバイルディスプレーの中では、最も実用的なサイズ感だと思う。大きすぎず、小さすぎず。自宅でも出先でも気軽に運用できるちょうどいいサイズだ。VESAマウント(75×75mm)に対応しているので、アーム運用もいける。

 リフレッシュレートは最大60Hzなので、競技性の高いゲームを本格的にプレイするには不向きだが、それ以外のシーンでは大きな不満は生まれないだろう。省スペースで最大限の作業効率を目指したい人なら、導入を検討する価値は十分にある。

 ちなみに、Amazon限定ではあるが5000円ほど安価な兄弟モデル「JN-DMD-i14WX」もあるので、少しでも安くゲットしたい人はそちらもチェックしてほしい。

JN-DMD-IPS14WX

Amazon限定の兄弟モデル「JN-DMD-i14WX」。価格は3万4980円

JN-DMD-IPS14WXの主なスペック
パネル 14型IPS(非光沢)×2
解像度
(アスペクト比)
1920×1200ドット(16:10)×2
表示色 1620万色(sRGB:65%)
輝度 300cd/m2
コントラスト比 1000:1
視野角 170度(水平)/170度(垂直)
リフレッシュレート 最大60Hz
応答速度 25ms
インターフェース Mini HDMI(HDMI 1.4)×2、USB Type-C(USB 3.1)×3、イヤフォン出力×2ほか
スピーカー 1W×2
チルト -
高さ調節 -
スイーベル -
ピボット -
サイズ/重量 約313(W)×18(D)×430(H)mm/約1.4kg
その他 HDR10、VESAマウント(75×75mm)
直販価格 3万9980円
■Amazon.co.jpで購入
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