JN-DMD-IPS14WXをレビュー

このちょうどいいサイズ感を待ってた！16：10の14型（1920×1200ドット）を2画面搭載するモバイルディスプレー

拡張・複製・接続表示ができる便利な表示モード

　JN-DMD-IPS14WXの表示モードは3種類ある。2画面を1枚ずつ別の画面として扱う「拡張」、同じ映像を2画面に表示する「コピー」、2画面を1枚の画面として使える「接続表示」だ。

USB Type-CおよびMini HDMIによる拡張、コピー、接続表示が可能

　個人的に気に入ったモードは接続表示。上下の画面をあわせて、実質1920×2400ドット（縦表示の場合）で広々と使えるからだ。とくにウェブ閲覧は縦長画面と相性がいいと感じた。

接続表示では折り目の部分がやや気になるものの、モバイルディスプレーで21型相当の没入感を得られる点は◎

　ちなみに、表示モードの切り替えは、右側の電源ボタンとロールキーで行う。まずはメイン画面（下画面）用の電源ボタンを短く押して、OSDメニューを表示。次に、ロールキーで切り替えたい表示モードを選ぶといった流れだ。

　OSDメニューの簡素なUIに加え、ロールキーで項目を選ぶだけの簡単操作は好印象だった。表示の切り替えがシンプルでわかりやすいところに、JAPANNEXTのやさしさを感じた。

OSDメニューで表示モードを切り替える

2画面に別々の映像を表示できる独立モード

　3種類の表示モードに加えて、「独立モード」と呼ばれる表示方法も存在する。2つの異なる入力ソース、たとえばUSB Type-CとMini HDMIで各デバイスを接続し、それぞれの映像を表示できる。

　検証ではメイン画面（下画面）にノートPCを、サブ画面（上画面）にPlayStation 5をつないでみた。ノートPCはUSB Type-Cケーブル、PlayStation 5はMini HDMI to HDMIケーブルで接続している。なんのトラブルもなく、下画面でノートPCの作業を行いつつ、上画面でPlayStation 5をプレイできた。

メイン画面（下）はノートPC、サブ画面（上）はPlayStation 5の映像を表示

　本来であればディスプレーを2台用意するシーンだが、本機ならこのように1台で済む。また、2画面が縦に並んでいるので省スペースで運用できる点もいい。

　筆者はよくゲームレビューをするので、このスタイルはありがたい。上画面ではPlayStation 5やXbox Series X｜Sのゲーム画面を表示させ、PCを接続した下画面でメモを取るといった使い方ができるからだ。