JN-DMD-IPS14WXをレビュー

このちょうどいいサイズ感を待ってた！16：10の14型（1920×1200ドット）を2画面搭載するモバイルディスプレー

　省スペースで仕事の作業効率を上げたい。そんな願いから生まれたデュアルモバイルディスプレーだが、見た目の異様さから最初こそイロモノ枠のような扱いだったが、各社から多数製品が発売され、もはや異端の存在ではなくなった感がある。JAPANNEXTも過去に15.6型×2、18.5型×2、23.8型×2のモデルを展開しており、すでに1つのジャンルとして確立している。

　しかしながら、まだまだ市場ではデュアルモバイルディスプレーの良さが浸透しきっていないようだ。そこで、今回はJAPANNEXTの14型WUXGAパネルを2枚搭載する最新モデル「JN-DMD-IPS14WX」のレビューを通し、2画面のメリットや本機独自のウリをご紹介したい。2画面はいいぞ！　2画面は！

JAPANNEXTのデュアルモバイルディスプレー「JN-DMD-IPS14WX」。直販価格は3万9980円

2枚で21型相当の欲張りモバイルディスプレー

　JN-DMD-IPS14WXは2枚のディスプレーに、PCの画面を複製・拡張できる。また、ヒンジを曲げれば対面の人に画面を共有し、別々の画面にそれぞれのデバイスから入力して使うなど、幅広い用途で利用できる利便性の高さがウリだ。

　1画面あたりのサイズは「14型」だが、展開時は「21型」相当の大きさだという。展開時のサイズは約313（W）×18（D）×430（H）mmだが、収納時は約313（W）×27（D）×213（H）mmまでコンパクトになる。

14型パネルを2枚あわせると、実質21型相当のサイズ感に

　27mmは一般的なノートPCと比べてしまうとやや厚めだが、カバンやリュックでかさばるほどではない。重量は約1.4kgと、筆者にとっては重くはないけれども軽くもないといった印象だが、人によっては重く感じる人もいるかもしれない。

キックスタンド込みの厚さは約27mm

　ゆえに、ふだんは自宅でいつでもしまえるディスプレーとして利用し、長期出張などの緊急時に携帯する。といった向き合い方がちょうどいいだろう。21型クラスの据え置きディスプレーと比べれば、その収納性や携帯性は抜群といえる。

約1.4kgは重くもなければ軽くもないといった感じ。たまに持ち運ぶぐらいなら全然アリ