パソコンならではの高解像度、高画質でゲームをプレイしたり、ゲームプレイなどを録画配信したり、音楽を楽しんだりといったさまざまな用途に、自分の好みでマシンを組み立てられるPCの自作。あれこれ考えながら、パーツを選定するのは楽しいが、ある程度の知識が必要になる。
そんなパーツ選びは、YouTubeの動画を参考にして構成するのも良いが、パーツショップの店員に勝るものはない。ゲームやクリエイティブ作業といった用途に、LEDで魅せるPC、静かなPCなど、さまざまなPC構成の相談を受け、その場で提案しているからだ。そこで、秋葉原の主要パーツショップ店員におすすめの自作PCの構成(レシピ)を毎月お届けしていこう。
”パーツ選びには自信がない”、”最新のパーツ構成で組みたい”、”いまどんな構成が良いのか検討がつかない”などといった人に、是非参考にしてもらいたい。
高級木材を使ったシックなデザインのゲーミングPC
冬のPC新調シーズンが到来中だ。悩みに悩んだPCパーツ一式を購入したり、BTO PCをショップスタッフと相談しながら選んだりと、秋葉原パーツショップには多くの人が訪れている。
今回は、ゲーム好きスタッフが多く、ゲーミングデバイスも充実している「パソコンショップ アーク」にレシピを相談した。店長の渋谷さんが、おすすめの自作レシピを考えてくれたので紹介していこう。
ゲーミングPCなのに発光しないのが逆に新鮮
ゲーミングPCを組むうえで、最も要望の多い予算という25万円(OS別)をターゲットにしたレシピとなっている(1週間前なら! と悔やまれるのがメモリー価格の急騰。そのほかのパーツにも波及中で、予算アップは避けられない状況だ)。
予算とともに、デザインにもこだわったという渋谷さん。ウォルナット材が使われたPCケースに、LEDギミックを備えない各種パーツで上品な1台に仕上げてくれた。パフォーマンス面にも抜かりなく、ゲームだけでなく動画や写真の編集作業にも不足なしのパーツを組み合わせている。
PC自作で最も悩む部分と言えばCPUだろう。今ゲーミングPCを組むなら、AMD Ryzenシリーズが第一候補となるが、インテル Core Ultra 200SシリーズのCore Ultra 7/5もいい感じに値下がりしている。渋谷さんも、価格を抑えながらゲームとクリエイティブをそつなくこなせるCore Ultra 7 265KFを組み合わせている。
| 信頼性抜群の定番パーツで組むシックなゲーミングPC | ||
|---|---|---|
| CPU | インテル「Core Ultra 7 265KF」(20コア/20スレッド 最大5.4GHz) | 4万9800円 |
| CPUクーラー | Corsair「NAUTILUS 360 RS BLACK CW-9060089-WW」(簡易水冷、360mmラジエーター) | 1万3480円 |
| マザーボード | MSI「MAG B860 TOMAHAWK WIFI」(インテルB860、ATX) | 2万8980円 |
| メモリー | SanMax「DDR5-5600 32GB Black PCB Edition SMD5-U32G88H-56BB-D」(16GB×2、DDR5-5600) | 3万7400円 |
| ストレージ | Sandisk(Western Digital)「WD_Black SN7100 NVMe SSD 2TB WDS200T4X0E」(M.2 SSD 2TB、PCIe4.0×4) | 2万280円 |
| ビデオカード | ASUS「PRIME GeForce RTX 5070 12GB GDDR7 OC Edition PRIME-RTX5070-O12G」(GeForce RTX 5070、12GB GDDR7) | 9万1980円 |
| PCケース | Okinos「Cypress 7」(ミドルタワー、ATX) | 9980円 |
| 電源ユニット | MSI「MAG A750GL PCIE5 ATX」(750W、80PLUS GOLD) | 1万2980円 |
| 総額(税込) | 26万4880円 | |
※価格は11月7日調べ。店頭価格ならびに在庫を保証するものではありません。
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