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おもしろすぎて止められない「バトルフィールド6」、20万円台前半のBTO PCで十分遊べるぞ!

超解像度やフレーム生成技術を使ってのプレイも試した

 「バトルフィールド6」は最新超解像、フレーム生成技術のAMD FSR 4とNVIDIA DLSS 4をサポートしている。Radeon RX 9060 XTはAMD FSR 4を効かせ、GeForce RTX 5060 Tiはフレームレート生成を標準の「2×」に加え、「4×」も設定した。

「AMD Software Adrenalin Edition」のゲーム設定にある「FidelityFX スーパー解像度 4」を有効に設定。「バトルフィールド6」を起動すると、FSR 4がアクティブになる

 FSR 4のアクティブ、非アクティブ時の画質差は微々たるもので、プレイ中に気になることはないだろう。ただし、フレームレートはFSR 4非アクティブのほうが、数5~10fpsほど高くなる傾向が見られた。悩むところだが、テストはFSR 4アクティブの状態で実行した。

FSR 4:アクティブ(左)と非アクティブ(右)

アクティブ(左)のほうが、銃の描画がパキッとしている感じで、照準器の数字もクッキリしている。マルチプレイでは、グラフィックを気にしている余裕はゼロだ!

フレーム生成でWQHD@144fpsプレイを狙える

 グラフィックス設定は、最も高いプリセットの「オーバーキル」に固定し、そのほかの設定は以下の通りだ。Radeon RX 9060 XTは「アンチエイリアシング:FSR NATIVE AA」、「アップスケーリング技術:FSR、アップスケーリング品質:バランス」、FSR:バランスに加えて「AMD FSRフレーム生成(FG):オン」にした3パターン。

 GeForce RTX 5060 Tiもほぼ同じで、「アンチエイリアシング:DLAA」、「アップスケーリング技術:DLSS、アップスケーリングの品質:バランス」、DLSS:バランスに加えて「NVIDIA マルチフレーム生成(FG):2×/4×」に設定した4パターンに設定した。

 解像度は1920×1080ドット(フルHD)、2560×1440ドット(WQHD)、3840×2160ドット(4K)の3種類で、フレームレートの測定には、シングルプレイキャンペーンのミッション05「ノー・スリープ」を使用した。ミッション冒頭で、軍が集結している野球場を一定ルート移動(60秒間)した際を、「CapFrameX 1.7.6 Beta」で記録した。

グラフィック設定は、最も高い「オーバーキル」に設定した

 アッパーミドルクラスの両GPUのターゲットとなるフルHDとWQHD解像度に加え、4K解像度でのプレイも楽しめるフレームレートとなっているのがポイントだ。

 解像度ごとにみていくと、フルHD解像度なら両ビデオカードでアンチエイリアシング「FSR NATIVE AA」、「DLAA」で、ゲームのプレイ感に影響する1% minは60fpsオーバーを記録している。

 アップスケーリングをバランスで効かせることで、さらにフレームレートは余裕ができ、Avgはともに100fps台前半を記録。1% minはRX 9060 XTで80fps台、RTX 5060 Tiでは100fpsに達している。フレーム生成を使うことで、さらにフレームレートは伸び、RTX 5060 Ti搭載ビデオカードのNVIDIA マルチフレーム生成「4×」では、Avgが300fps台を記録している。

本命のWQHDゲーミングは100fps台も可能

 アッパーミドルビデオカードの本命となるネイティブWQHDゲーミング。さすがに「FSR NATIVE AA」、「DLAA」でのプレイは厳しいが、アップスケーリングを利用することで、60fpsを余裕で超えるフレームレートに。同設定でマルチプレイも楽しんだが、スムーズにプレイを楽しめた。  またフレーム生成を使うことで、100fpsオーバーを維持できるのは、フルHD解像度と同じだ。

 FPSゲームで、遅延のあるフレーム生成を使用するか、しないかは意見の分かれるところ。筆者は、グラフィックを楽しみながらプレイできるシングルプレイキャンペーンでは効かせ、マルチプレイでは使わない感じだ。ただし、フレームレートもある程度維持したいため、マルチプレイではグラフィック設定を2段下げた「高」をベースにしている。そうすることで、RX 9060 XTでは、フレーム生成使用時と同程度のフレームレートを維持してプレイできている。

 4K解像度、最高画質でのフレームレート60fps超えのプレイは、フレーム生成の使用が必須になるが、5万円台から選べるアッパーミドルビデオカードでも、Avg60fps超えでのプレイは可能となっている。1% minは、60fpsを切っているので、スムーズなプレイとは言えないが、グラフィック設定を調節すれば、60fps維持は狙えそうだ。

楽しくて止められない「バトルフィールド6」を快適にプレイしよう

 16スレッドCPUのRyzen 7 7700と、人気のアッパーミドルビデオカードを組み合わせた20万円前後のゲーミングBTO PCを想定したPC構成なら、「バトルフィールド6」をスムーズにプレイできると言える。

ピラーレスや、ホワイトコーディネートなど、デザイン性に富んだBTO PCも増えているので狙い目だ

 PC自作市場では、いまRyzen 7 7700を新品で購入して組むメリットはないので、Ryzen 7 9700XとRadeon RX 9060 XT 16GB、またはGeForce RTX 5060 Ti 16GBで組むのが第一候補だろう。ただ、コストを抑えたいなら、Core Ultra 5 245Kや、Core i5 14600Kといった3万円台のCPUを組み合わせるのも良さげだ。

コストを抑えたゲーミングPC自作に狙い目の第14世代Core i5シリーズは、完売が間近に。購入制限を行うショップが出てきている

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