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私にも磁界が見える…!iPadの磁界を可視化してみた【実験】

・切符、通帳

 磁力を帯びたものといえば、切符があります。また、通帳にもATMで読み取る磁気テープが貼られており、何らかのデータが書き込まれています。

 これが見れると面白いなと思って試したのですが、微小な磁力となるためカラー観察シートは無反応。モノクロ観察シートもほとんど反応しなかったのですが、しばらく置いておくとジワジワと模様が滲み出てきました。

切符の場合。モノクロ観察シートで見ると、帯状に反応していました

通帳の場合。磁気テープの下半分しか書き込まれてない?

 こういった微弱なものを見たい場合は、モノクロ観察シートの方がいいようです。

・ネオジム磁石

 直径23mmのネオジム磁石を見ると、モノクロ観察シートではまるで金環日食のよう。磁石がそこにある、というのがわかりやすい結果です。

 これに対してカラー観察シートは、周囲の磁界までしっかり表示。かなり影響の強い磁石だというのがわかるようになっていました。

左がモノクロ観察シートで、右がカラー観察シート。カラーの方がわかりやすいですね

・iPad

 最後は、iPadに仕込まれている磁石を見てみましょう。

跡が残りやすく、色々と観察して回るとちょっと気になります

場所だけでなく、強さまでわかるのはやはりいいですね

 思ってた以上に多くの、そして強力な磁石が使われていました。昔は、電子機器や精密機器といえば磁石は御法度……みたいな印象がありましたが、今は違うんですねえ。

●モノクロとカラーは両方揃えて楽しみたい

 どこに磁石が入っているのかを探すだけなら、どちらでも大丈夫。あえて選ぶなら、カラー観察シートでしょうか。跡が残らないので見やすく、磁石の強さもひと目でわかりやすいというのがその理由です。

 これに対し、切符など微弱な磁界にも反応できるのが、モノクロ観察シートの強み。磁石に限らず、幅広く磁力を帯びたものを観察したいのであれば、こちらを選ぶのがいいでしょう。

 正直いえば、両方揃えておいて、用途によって使い分けるのが理想。そこまで高価なものでもありませんし、サイズが小さければ価格も下がりますから、手頃なものを探して手に入れたいですね。

●お気に入りポイント●

・機器に埋め込まれた磁石の位置がわかる

・磁界の強さもひと目で確認可能(カラー観察シート)

・微弱な磁界まで見える(モノクロ観察シート)

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この記事を書いた人──宮里圭介

 PC系全般を扱うフリーランスライター。リムーバブルメディアの収集に凝っている。工作が好きだが、最近あまり時間が取れないのが悩み。

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