目に見えないものを定量化したいときに便利なのが、計測器です。電流や電圧ならテスター、明るさなら照度計、音なら騒音計といったように、用途によって色々。また、隠れたものを探すといえば、壁の奥にある柱を見つける下地センサーや、金属探知機といったものもあります。
こういった直接見えないもの、確認できないもののうち、意外と身近にありながら扱いづらいのが、磁石。本気で測るなら、3次元的に磁束を測れるマグネットアナライザーのような専門の計測器が必要になりますが、さすがに研究開発目的で使われるものなので、個人の手には余ります。
磁気の強さを測るならテスラメーターがありますが、これはあくまでピンポイントでの値を知るためのもの。どういった分布になっているのか、までは調べられません。
●もっと簡単に磁界を見たいよね
数値はともかく、もっと簡単に磁石がどう影響を与えているのか知りたい、という場合に活躍してくれるのが、磁界観察シートです。
これは、磁石にかざすと、まるで紙の上に乗せた砂鉄が集まるかのように磁界を可視化してくれるというもの。モノクロのものは以前からあるのですが、つい最近、磁界の強さによって色が変化するものがあることを知りました。
ということで、この2つの磁界観察シート(以下、モノクロ観察シート、カラー観察シート)を購入してみたので、どういった違いがあるのか試してみましょう。
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