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BUTTONS「BUTTONS CLIP」

買って本当に良かった、上質で人と被らないイヤーカフ型イヤホンに大満足

 ここからは、BUTTONS CLIPの特徴をメリットと注意点に整理して紹介します。

 BUTTONSは、日本ではあまり知られていないオーディオブランドです。ロサンゼルスに拠点を置き、デザイナーが立ち上げたブランドということもあり、都会的で洗練されたデザイン、ラグジュアリー感のある仕上げが特徴となっています。

 CLIPはイヤーカフ型のイヤホンで、音質やワイヤレスイヤホンとしての基本機能はもちろんですが、アクセサリー感覚で身につけられる“ファッション性の高さ”が特徴となっています。

BUTTONS CLIPを購入する3つのメリット

ポイント(1)高級感あるデザインと質感

 質感の良さは大きな特徴です。ケースは高級カメラを思わせるような仕上げで、サラッとしたメタルテクスチャーのパーツを使用したゴージャスな見た目になっています。「シルバー/ブラック」「ゴールド/ブラウン」の2種類が選べます。

 イヤホン本体も素材感を活かした“ジュエリーのような美しさ”があり、アクセサリーとして使っても違和感がないと思います。ガジェット感を前面に押し出さないデザインなので、日常のコーデにも自然に溶け込むのではないでしょうか? 身に付けることでテンションを上げてくれるアイテムです。

BUTTONS CLIP
BUTTONS CLIP

カラーは2タイプ。ゴールド/ブラウンとシルバー/ブラック

YouTubeでBUTTONS「BUTTONS CLIP」のレビュー動画を見る

ポイント(2)快適な装着感と実用性のあるオープンイヤー

 耳をふさがないオープンイヤー構造であるため圧迫感がなく、長時間の使用にも適しています。耳を挟むアーム部分も優しくフィットするため、ストレスが少なく着脱もスムーズです。周囲の音を自然に聴けるので、家事や移動中の使い勝手も良く、同じオープンイヤー構造でも、イヤーフック型のような主張がありません。

BUTTONS CLIP

立体的な音を感じられる空間オーディオに対応。クリップには形状記憶のニチノール合金を使用し、着け心地はいい感じ!

ポイント(3)12mmチタンドライバーによる音の良さ

 搭載される12mmチタンドライバーは想像以上にキレのある音を鳴らします。オープンイヤー型にありがちな“ペラッとした軽い音”ではなく、中高域の伸びが良くボーカルが綺麗。ながら聞き用途だけでなく、音楽に没入できる“聴かせる音”も再現できます。指向性を鋭くしたドライバーのため、音漏れを低減できるのも良いポイントです。

BUTTONS CLIP

12mmチタン複合ドライバー搭載による音響が圧倒的

購入時に注意したい2つのポイント

AIアシスタント「HALI」は未知数

 BUTTONS CLIPには独自のAIアシスタント「HALI」が搭載されていますが、まだ発展途上の印象です。音声で簡単な操作ができるのは便利ですが、認識の精度や返答の一貫性にややムラがあります。“面白い試み”ではありますが、今後のアップデートによる進化を期待したいです。現時点では、メイン機能というより「+αの何か」として受け止めておくのがよさそうです。

BUTTONS CLIP

独自のAIアシスタント「HALI」が未知数

オープンイヤー型特有の課題もある

 オープンイヤー型は周囲の音がよく聞こえる反面、騒音が多い場所ではイヤホンで再生している音が聞きにくくなり、ついつい音量を大きくしてしまうという弱点があります。また、静かな室内では、逆に音漏れが気になると感じることもありました。これは構造上避けがたい特性ではあるので、購入する際にはどのような使い方をするかのイメージを持っておくといいでしょう。

 また、BluetoothコーデックはSBCとAACのみの対応となります。実売3万円台前半で、中〜高級クラスの製品であることを考えると、スペックを重視する人には物足りなさがあるかもしれません。とはいえ、ドライバーの性能は高く、音質面でも十分なクオリティを提供する製品となっています。購入前の試聴などを通じて、チェックしておくと良いでしょう。

BUTTONS CLIP

密閉感がないので、しっかり没入したい人には考えどころ

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