週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

「東京」「京都」を食べた

丸亀製麺「ご当地うどん」が始まる! 47の新作、いったい何種食べられるのか…

2025年10月17日 11時35分更新

“ご当地うどん”がズラリ。あなたの地元のうどんは?

 ごきげんよう、アスキーグルメのナベコです。今日はうどんをモグモグします。

丸亀製麺、47都道府県の「わがまちうどん」を今年も

 讃岐うどんチェーン「丸亀製麺」は、「わがまちうどん47」を10月21日からスタートします。47都道府県それぞれで異なる「わがまちうどん」を提供する、ご当地企画です。全国47種類のうどんはすべて完全新作で、各地の麺職人がレシピを考案しています。

 たとえば、長崎県は「トルコライス風うどん」、宮崎県は「辛麺風うどん」といったように、その土地ならではの名物料理や食材を取り入れたメニューが登場しますよ。

47都道府県で異なるうどんが発売されます!

 この「わがまちうどん」企画は今年で2年目。昨年は「釜揚げうどん」をテーマに、47都道府県ごとに異なる「つけ汁」を提供する「わがまち釜揚げうどん47」を実施しました。これが大変好評だったそうで、中には全国を巡り、47種類すべてを制覇した人もいたんだとか。

トリドールホールディングス マーケティング部 マーケティングデザイン課 課長 小西香織さん

 そこで今年は「釜揚げうどん」に限定せず、「かけうどん」「ぶっかけうどん」「まぜうどん」など、多岐にわたる個性的なうどんメニューを展開。メニュー開発にあたっては、昨年に引き続き全国の麺職人を対象にレシピを募り、寄せられた300以上のユニークなアイデアをもとに進められました。食材の調達や調整のため、社内外あわせて1000人以上が携わり、約1年かけてメニューが完成したそうです。

 そもそも「麺職人」とは、丸亀製麺独自の麺職人制度に合格した者に与えられる称号で、社内検定の合格率はわずか3割という難関。現在は麺職人は計1811名で、全国の店舗に1名以上の麺職人が在籍しています。各地の麺職人が、地域に根ざして日々お客さんと接しているからこそ、その土地の食文化に敬意を払った一杯を開発できるのだといいます。

発表会では、わがまちうどんを考案した麺職人から新作うどんへの熱い想いがきけました

東京の「わがまちうどん」を食べてみた!

 事前に開かれた発表会で、東京で提供される「漬けまぐろ天と焼きねぎのねぎまうどん」を試食してきました。

▲<東京> 漬けまぐろ天と焼きねぎのねぎまうどん
並890円 大1070円

 江戸発祥の「ねぎま鍋」をうどんに仕立てた一杯です。「ねぎま」と聞くと焼鳥のねぎまを思い浮かべる方も多いと思いますが、実は江戸時代にはマグロとネギを合わせた「ねぎま鍋」が好まれていたそうなんですよ。

マグロとネギでネギマです

 店内で揚げたマグロの天ぷらと、香ばしく焼き目をつけたネギをトッピング。さらに鍋らしさを出すために、定番の春菊とえのきをかき揚げにして添えています。つゆは関東風に醤油を濃く仕立てられていて、キリッとした味わいです。

醤油が濃い関東風のつゆ。おそばっぽい!

 一口すすると、いつもの丸亀製麺の味とは違った関東風の濃い味わいで、まるでおそばのつゆを思わせる仕立て。思わず七味唐辛子をたっぷり振りかけたくなりました。

ネギがおいしい

 ネギは一本一本が太くて、かじると口いっぱいにネギのシャキっとした食感や、甘みが広がります。ネギ好きにはたまらない!
 

ちょっと珍しいマグロの天ぷらもいいね

 マグロの天ぷらは淡白な味わいだからこそ濃いつゆとよく合いましたよ。ちょっと珍しいマグロ天ぷらを味わえること自体にも満足感がありました。

 春菊とえのきのかき揚げは、“つまみ揚げ”のように細かくなっていて、つゆに自然に溶け込み、とても食べやすかったです。

うどんはつるもちの店舗製麺。江戸のねぎま鍋をうどんで堪能

京都の「衣笠風あんだくうどん」も食べた

 それともう一杯、京都で提供される「黒煎り七味香る 衣笠風あんだくうどん」も食べてきました。

▲<京都> 黒煎り七味香る 衣笠(きぬがさ)風あんだくうどん
並890円 大1070円

 京都で親しまれる「衣笠丼」に着想を得た一杯。油揚げや京生麩、九条ネギ、紅生姜を大きなかき揚げにして、その上から熱々の玉子あんかけをかけ、衣笠丼風に仕立てています。仕上げには黒煎り七味をひとふり。

緑のは生麩です

 生麩や九条ネギなど、京都の名物がたっぷり!

 見た目はシンプルな玉子あんかけうどんですが、実は大きなかき揚げが土台になっていて、その中に具材がたっぷり隠されています。

油揚げもかき揚げにされてうどんの中に入っています。箸を入れるごとに、いろいろな具材が出てきて驚き!

 考案した麺職人・達富さんによると、「京都は観光客も多く、さまざまな人が訪れる土地。だからこそ京都の魅力を詰め込み、大人から子どもまで楽しめるうどんにしたい」との狙いがあったそうです。

京都のわがまちうどんを発案した麺職人・達富さん

 社内の試食では「ファンタスティックなうどん」と呼ばれたという「衣笠風あんだくうどん」。具だくさんで食べごたえも抜群でした。

47都道府県それぞれの魅力がギュッ!
個性豊かな「わがまちうどん」

 このほかにも、都道府県ごとに個性豊かなうどんが登場します。一部をピックアップしますね。

▲<千葉> ゆず香る あさり天と海苔の旨だしうどん
並840円 大1020円

 千葉県野田産の醤油で味付けしたあさり天と、たっぷりの海苔を合わせたうどん。千葉出身でご実家が海苔店を営む麺職人が考案されました。

▲<長野> 安曇野(あづみの)わさびと野沢菜ぶっかけうどん
並790円 大970円

 長野県名産の「安曇野わさび」と「野沢菜」を使った一杯。とろろのねばりと、わさびのツンとした風味が特長で、さっぱりしながらもクセになる味わいだそうです。

▲<愛知> 八丁味噌土手煮 玉子天ぶっかけうどん
並890円 大1070円

▲<岐阜> 飛騨牛しぐれ煮ぶっかけうどん
並840円 大1020円

▲<滋賀> じゅんじゅん風ぶっかけうどん
並840円 大1020円

▲<香川> あんもち天と鯛ちく天のかけうどん
並890円 大1070円

▲<宮崎> 辛麺風うどん(ひと口ごはんつき)
並790円 大970円

▲<長崎> 玉子天のせトルコライス風うどん
並890円 大1070円

▲<福岡> 博多もつ鍋風うどん
並890円 大1070円

▲<沖縄>タコライス風まぜうどん(ひと口ごはんつき)
並840円 大1020円

▲<北海道> 大地の旨み じゃがバタうどん
並890円 大1070円

なんとスタンプラリー企画も

 ご当地色たっぷりの「わがまちうどん」。自分の地域以外のうどんも気になっちゃいますね!

 なお、「わがまちうどん47」の開催にあわせて、スマホスタンプラリーも実施されます。対象商品を注文すると、1都道府県につきスタンプを1個獲得でき、集めた数に応じて豪華プレゼントが当たる抽選に参加可能。全部で5つのコースが用意されています。

 スタンプラリーに参加すると、もれなくスマホ用オリジナル壁紙がもらえます。さらに、スタンプ3個で「オリジナルホテルキーホルダー」、スタンプ5個で「オリジナルネックピロー&サコッシュ」、スタンプ10個で「オリジナルキャリーケース」が当たる抽選に応募できます。

 また、今年は特別企画として、全47都道府県のスタンプを集めた人の中から抽選で5名に、全国の“わがまち”から選りすぐりの食材の詰め合わせがプレゼントされます。全47都道府県制覇とハードルは高いですが、魅力的な食材がもらえるチャンスです!

できれば47種ぜんぶ制覇したい!

 「わがまちうどん47」は10月21日からスタートし、なくなり次第終了となります。果たして期間中に何杯食べられるのでしょうか……。全制覇を目指す方は、ぜひがんばってください!

 ナベコは今回、東京と京都を食べましたが、まだまだ気になる商品がいっぱい。滋賀の「じゅんじゅん風ぶっかけうどん」なども気になります。

 価格はいずれも並800円台が中心で、普段はなかなか出会えないような個性的な内容でこの値段なら“お値打ち感”があると思いました。

 まずは自分が住んでいる東京の「ねぎまうどん」が発売されたら、あらためてお店に食べに行きたいです。

※記事中の価格は税込み

ナベコ

アスキーグルメの酒好きご飯好きの記者・編集者。人生酸いも甘いも。七味唐辛子は薬研堀を愛用。
♪アスキーグルメでおいしい情報発信中♪

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事