PCケース「Air Cross」がオススメ!!
いつだって流行は既存のすぐ隣で生まれる…… 次に来るPCケースはこれだ!:ツクモLABI1なんば店
2025年10月16日 16時00分更新
大阪・日本橋のPCパーツショップ「ツクモLABI1なんば店」を取材しました。店舗スタッフ・山崎隆史さんのオススメは、OkinosのPCケース「Air Cross」です。ケース下部前方へ電源ユニットを設置する構造により、ビデオカードへ効率的にフレッシュエアーを供給できるミドルタワーPCケースになります。
Air Crossは一見すると、一般的な電源シュラウドを備えたミドルタワーPCケースに見えますが、実際にはシュラウド内部の前方側に電源ユニットを横置きで配置するという、ユニークな構造を採用しています。
筐体の色は黒色で、フロントパネルの大部分に高い通気性を誇るメッシュ素材を採用しています。さらに、フロント下部にはウォルナット材のパネルをあしらい、木の温もりも感じられるケースデザインです。
Air Crossの最大の特徴は、電源ユニットの取り付け位置にあります。電源シュラウド内部のケース前面側に、電源ユニットを横向きで設置する構造を採用しています。
電源ユニットを前方に配置したことで、ちょうどビデオカードの真下付近に120mmファンを2基取り付けられる構造となっています。これにより、ケース底面から吸気したエアーをビデオカードへ送り込めるわけですね。
さらに、写真からも分かるように、ファンは電源シュラウド内に埋め込む形で設置されているため、ファンの厚みによってマザーボード上のコネクターへのアクセスが妨げられる心配もありません。
また、普通は電源シュラウド内に配置されることの多い内部ストレージベイを裏配線スペース側に移設しており、3.5インチベイ×1と2.5インチベイ×1を備えています。
注意点として、電源ユニットを横向きに設置する構造のため、対応する奥行きは最大170mmまでとなっています。
筐体サイズは238(W)×468(D)×462(H)mmで、搭載可能なビデオカードの最大長は400mm。GPUサポートブラケットも付属しています。CPUクーラーは高さ180mmまで対応し、ASUS BTFなどの背面端子マザーボードにも対応しています。
搭載可能なファン数は、フロントに140mm×2、トップに120mm×3または140mm×2、電源シュラウドに120mm×2、リアに120mmまたは140mmを装備可能。このうち、フロント・電源シュラウド・リアに計5基のファンが標準搭載されています(リアは購入後にユーザー自身での取り付けが必要)。
水冷ラジエーターの対応はトップに最大360mm、リアに最大120mmまでとなっています。
フロント入出力パネルは天面向かって右側前方にあり、USB Type-C(3.2 Gen2)、USB Type-A(3.0)×2、オーディオ入出力端子、リセットスイッチが並びます。電源ボタンはフロント下部のウォルナット材の隣に配置しています。
山崎さんによると、Air Crossはエアフロー性能がとても優れたPCケースとのこと。これまでも電源ユニットを前方に設置するケースは存在していましたが、多くは小型PCケースでスペースの都合から前方配置にしていたもので、今回のようにビデオカードへのエアフロー最適化を目的とした設計は、おそらく初めてではないかと話していました。
さらに、今後は他メーカーからも同様のコンセプトを持つPCケースが登場する予定というので、このタイプの設計が新たなトレンドになる可能性もありそうです。
そのほか、ツクモLABI1なんば店では現在、Windows 10のサポート終了に合わせた「乗り換えキャンペーン」を実施中です。これは周辺機器とパソコン本体を同時購入し、合計金額が25万円に達した場合に4000ポイント、20万円以上の場合には2000ポイントが進呈されるというもの。対象はツクモモバイル会員限定で、実施期間は10月1日から10月31日までとなっています。
いよいよWindows 10のサポートが終了しましたが、まだWindows 11搭載パソコンへ乗り換えていない人は、ぜひこの機会にキャンペーンを活用してみてください!
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