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マカフィー・セキュリティ情報局 月例アンケート2025年9月

フィッシング詐欺被害に遭ったら速攻でクレカ会社と警察に連絡&支払いサービスを洗い出そう

2025年10月15日 19時00分更新

証券口座の乗っ取りにフィッシング詐欺が使われたことで、あらためてフィッシングの恐ろしさが浮き彫りになりました

目に見えてフィッシング詐欺被害が増大した2025年

 X(Twitter)アカウント「マカフィー・セキュリティ情報局」の2025年9月分のアンケート投稿から、今回は「フィッシング詐欺被害時の対処にまつわるセキュリティクイズ」をピックアップしました。それではどうぞ!

【今月のクイズ】
ネットショッピングを用いた
フィッシング詐欺に要注意🎣

クレジットカード情報を騙し取る
悪質な詐欺メールによる被害が増加中💦
カード番号、暗証番号などの管理は厳重に🔐

Q. もし被害にあったとき、「とってはいけない」行動は?

1. カード会社に不正利用の疑惑を報告し、カードを停止……9.1%
2. 警察に被害届を提出……0%
3. 該当カードで支払っていたサービスなどを確認……2.3%
4. 詐欺メールに「悪用しないでください」と返信……88.6%

 セキュリティクイズにご参加いただき、誠にありがとうございました! このアカウントでは毎月クイズ形式のアンケートなどを投稿しておりますので、見掛けた際はぜひご参加くださいませ!

 さて、2025年はフィッシング詐欺の被害が洒落にならない規模で増大しました。フィッシング対策協議会の調べによれば、昨年1年間での報告件数と今年の8月までの合計がほぼ同じという状態です。

 しかも今年は証券口座の乗っ取りにフィッシング詐欺が使われたことで、目に見える被害額も跳ね上がりました。2025年1月~8月で6770億円もの不正取引があったと見られています。対策は待ったなし、と言えるでしょう。

被害に遭ったら即クレカ会社と警察に連絡!

 まずは答え合わせを。正解は4の「詐欺メールに『悪用しないでください』と返信」でした。さらなる面倒事や詐欺に巻き込まれるだけですので、詐欺師と連絡を取ろうなどと考えてはいけません。なお、正答率は88.6%に達しており、ちょっと簡単過ぎたかもしれませんね。

 詐欺師が作った偽Webサイトにクレジットカードなどの個人情報を入力してしまった際は、まず当該カード会社に連絡してフィッシング詐欺に遭ったことを報告し、カード利用の停止処置をとってもらいましょう。

 次に、警察に連絡して同様にフィッシング詐欺被害を報告し、被害届を提出します。そして忘れてはならないのが、当該クレジットカードで利用料金などを支払っていたサービスを洗い出したうえで、一時的にほかの支払い方法に変更する手続きをとることです。

 次の引き落としまでにクレジットカードの再発行が間に合えば比較的面倒がなく済みますので、家賃や公共料金の支払いなどが含まれている場合はできる限り早く連絡しておきたいですね。つまり、選択肢123を順に実行すれば良いわけです。

 今後もマカフィー・セキュリティ情報局発のアンケートやクイズを見かけましたら、ぜひともご回答くださいませ!

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