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「arkhive Gaming Alternate」

静かすぎて2度確認したほど!「be quiet!」採用、高性能ゲーミングPCの実力検証

2025年10月31日 11時00分更新

文● 飯島範久 編集●ASCII
提供: テックウィンド株式会社

ゲーミングPCが静音ではないという常識は崩れ去った  

 最適なパフォーマンスを必要とするゲーミングPCは静音とは無縁なものだと思っていた……。筆者はゲーミング性能も意識した自作PCを所有しているが、普段使いであってもファン音は絶えずしており、パワーを掛けた時はさらに轟音が轟く。

 ゲーム時はしかたないにしても、普段使いの際は静音であってほしいものだ。

 そんな先入観を拭い去ってくれたのが、ブランドスタートから5年を迎えた、パソコンショップアークのBTOブランド「arkhive」が手掛ける即納パソコンシリーズ「arkhive Gaming Alternate」のbe quiet! パーツ採用パソコンである。

 be quiet!パーツを採用することで、極限の静音性とハイパフォーマンスを両立させた、夢のゲーミングパソコンだ。さっそく本製品をレビューしよう。

アークのBTOパソコン「arkhive Gaming Alternate」。筐体はブラックのみ

ASUSのマザーとグラボを搭載

静音を実現するパーツの1つが、巨大なCPUクーラーの「be quiet! PURE ROCK PRO3 Black BK042」

 まずは、基本スペックから見ていこう。CPUはインテル Core Ultra 7 265K(P8/E12/20スレッド/最大動作周波数5.5GHz)を搭載。マザーボードはB860チップセットを搭載したASUS「PRIME B860-PLUS WIFI-CSM」を採用する。ミドルクラスマザーボードでは定番となっている2.5Gb Ethernetだけでなく、Wi-Fi 6EとBluetooth v5.3も標準で搭載されている。

「HWiNFO 64」によるシステム情報。Core Ultra 7 265KはNPUを搭載したAI対応CPUだ

 メモリーは「Kingston FURY Beast DDR5 DDR5-5600」の16GB×2で、ストレージはNVMe PCIe 4.0対応の「Western Digital - BLUE SN5000 NVME SSD」2TBモデルを搭載。

ストレージはNVMe PCIe 4.0対応のミドルレンジモデルを採用。シーケンシャルリードで約5216MB/秒、シーケンシャルライトで約4842MB/秒だった

 グラボは、GeForce RTX 5060 Ti 16GB GDDR7搭載のASUS「PRIME-RTX5060TI-16G」、もしくは、GeForce RTX 5070 Ti 16GB GDDR7搭載のASUS「PRIME-RTX5070TI-O16G」から選択できる。

グラボは、GeForce RTX 5070 Ti 16GB GDDR7搭載のASUS「PRIME-RTX5070TI-O16G」。GeForce RTX 5060 Ti 16GB GDDR7搭載モデルも選べる

グラボは3連ファン搭載。負荷が低い時はファンが止まる仕様だ

 電源は「be quiet! PURE POWER 12 M 850W BN756」を採用し、ケースも「be quiet! PURE BASE 501 Airflow Window Black」と冷却が必要なパーツに関しては「be quiet!」で統一されているのが特徴である。

本体正面。吸気用メッシュパネルになっており、上部に電源ボタンや各種ポートを備える

サイドパネルは強化ガラスで中身が見える仕様。黒が基調で引き締まった印象だ

本体背面は大きな「Pure Wings 3 140mm PWMファン」が見える。WiFiやBluetoothを利用する際は、同梱のアンテナを取り付ける必要がある

右サイドパネルは、スチールカバーで覆われている

 強化ガラス製サイドパネルにより中身が見える。煌びやかなライティングはなくレーシングカーにも通じるスパルタンな印象を感じさせる。2基のPure Wings 3 140mm PWMファンによるエアフローは、非常に静かにもかかわらず、冷却性能が高い質実剛健なゲーミングPCとして魅力的なモデルだと言えよう。

電源ボタンやポートは、アクセスしやすく斜めに取り付けられている。上部も吸気用のメッシュ仕様

本体正面からの吸気は「Pure Wings 3 140mm PWMファン」が1つ搭載されている

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