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ネット詐欺はクレジットカード情報の窃取だけじゃない

激安で商品を買ったはずなのに中身が違う! 「代引き詐欺」に遭わない対策は?

2025年10月12日 19時00分更新

クレカ情報の漏えいが怖くて代引きに……それでも詐欺は発生します!

購入したら中身が違う!?

Q:「代引き詐欺」ってなに?

A:中身を確認できないまま代金を支払うという代引きの仕組みを悪用した詐欺。

 インターネット通販で商品を購入する際、「代金引換(代引き)サービス」を選択したときに発生する詐欺犯罪。直近では大阪・関西万博のマスコット・ミャクミャクのグッズをエサにした手口が目立つようだ。

 代引きのメリットは、事前に代金を支払ったのに商品が届かないといったトラブルを防げること、クレジットカード情報を通販サイトに渡さなくて済むことなどが挙げられる。

 しかし昨今では、ネット通販で代引きを利用して商品を購入したところ、届いた商品がニセモノだった、粗悪品だった、購入時に表示されていたものと違っていた――というような詐欺行為が増えている。

 中身が違うからと返品・返金を求めようとしても、通販サイトと連絡が取れない状態に陥る。しかも、こうしたケースでは購入品と引き換えに代金を受け取った宅配業者には返金する義務がない。

 そのため購入者は支払った代金を回収することができず、最終的に購入者が損をすることになる。

 対策としては、まず購入しようとしている商品が一般価格に比べて極端に安価に提供されていたら、その通販サイトを怪しむべきだ。また、クレジットカード決済が選択できず、代引き決済しか利用できない通販サイトについても注意が必要。

 そのほか、商品説明の日本語表記に不自然な点があったり、特定商取引法に基づく表記(住所・電話番号・運営会社名など)が不自然だったり存在しなかったりする通販サイトについても利用すべきではないだろう。

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