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いよいよ10月14日、Windows 10サポート終了! 移行がまだの人がする選択肢はコレ

2025年10月09日 17時15分更新

 Microsoftは10月8日、Windows 10のサポート終了(EOS)についてメディア向け説明会を実施した。

 ASCIIの記事でもたびたび取り上げているが、Windows 10のサポートは10月14日に終了する。本説明会は、Windows 10 EOSに際して、個人および法人ユーザーの円滑な移行を支援するための取り組みの一環として実施された。

 発表者でMicrosoft グローバル パートナー ソリューションズ部門 デバイス パートナー セールス担当 バイスプレジデントのマーク リントン(Mark Linton)氏は、10月14日のEOS後もPCとそのデータは使い続けることができるが、セキュリティーのアップデートが提供されなくなるとコメント。

 セキュリティはMicrosoft、顧客、そしてパートナーにとって大変重要だとし、OSだけでなくハードウェアについても進化させる必要があると語った。Windows 11はこれまでで最も安全なバージョンであり、セキュリティを担保するためにもアップグレードが推奨されているという。

 また発表会の中でマーク氏は、Windows 10ユーザーはセキュリティー担保のために3つの選択肢があるとし、以下をあげていた。

①:Windows 11への無償アップグレード
②:新しいPC(モダンなハードウェア)の購入
③:拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)への登録

 ①についてはユーザー自身のハードウェアがWindows 11への資格がある(互換性がある)場合、無償でアップグレードできるため一番に推奨される方法だ。Windows Updateから簡単に実行できるため、安全性を維持するためにも最も簡単な方法といえる。

 なお、説明会の中でWindows 10のEOS後も、Windows 11への無償アップグレードは提供されるのかという質問があったが、「無償アップグレードは継続して提供される予定だという。

 ②は新しいPC(モダンなハードウェア)の購入だ。ハードウェアのアップグレードができないユーザーにとっては、新しいPCを購入し、Windows 11がインストールされた最新のハードウェアに移行することが推奨される。

 ③の拡張セキュリティ Updates (ESU) プログラム(ESU)への登録については、PCのリフレッシュが不可能な顧客向けに提供される選択肢となる。

 このプログラムでは、セキュリティーのアップデートを追加で12ヵ月間(1年間)受けることができるため、この期間を利用して、ハードウェア更新の計画を立てることができる。

 説明会でも語られていたが、マルウェアやウイルスなどのサイバー脅威は年々増加しており、セキュリティーのアップデートが提供されなくなるとデバイス自体が危険にさらされることもある。

 Windows 10ユーザーはいずれの選択肢が一番自分にとって最適かを判断しつつ、10月14日に備えてほしい。

 Microsoftの公式ウェブサイトではWindows 11への移行方法などもまとめられているのであわせて参考にしてみてほしい。

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