キャビア、フォアグラ、トリュフ――。そう、世界三大珍味です。そのひとつ「トリュフ」は、“黒いダイヤ”とも呼ばれる高級食材。きのこの一種ながら、その希少性と芳醇な香りで、古くから数々の美食家をとりこにしてきました。
そしてこの秋、そのトリュフを味わえるんです。なか卯の親子丼で!
なか卯の秋の新作「黒トリュフ薫る きのこ親子丼」
なか卯は、「黒トリュフ薫る きのこ親子丼」を10月15日に発売します。価格は並690円。
なか卯の看板メニュー「親子丼」に、えのき・しめじ・エリンギの3種類のきのこを合わせ、さらにトリュフの本場であるイタリア産の刻み黒トリュフを贅沢にトッピングした一品です。
「あれ、前にもトリュフってなかったっけ?」と思った方もいるかもしれません。なか卯ファンには記憶に新しいところですが、実はトリュフを使用した親子丼は今回が初めてではありません。2019年の秋に「トリュフ薫るきのこの親子丼」が登場していました。
2019年のものはスライスしたトリュフを玉子と一体にとじていましたが、今回は刻んだトリュフを上にのせる仕様に変更。よりダイレクトにトリュフの香りを感じられるようになっています。また、使用するきのこの種類も異なります。
▲黒トリュフ薫る きのこ親子丼
ごはん小盛660円/並690円/ごはん大盛780円
いち早く食べてみた!
トリュフをのせた親子丼って、贅沢すぎますよね。そもそも相性はいいのでしょうか?
ナベコはひと足先に試食してきました!
着丼した瞬間、だしの香りの奥からふわりと漂う、優雅なきのこの香り。
トリュフって、不思議ですよね。ムッとした土の匂いと、どこか気品のある香りが混ざり合っていて。しいたけが異世界でミステリアスな貴婦人に転生したような香りです(伝わらないかも)。
この黒い部分がトリュフです……。ペースト状ではなく刻んであるので、よく見るとゴロゴロとした立体感があります。それにしても、まさかあなたたち(トリュフ)は、日本に来て親子丼にのせられるとは思っていなかっただろうな。
いただきます! やさしい味わいのなか卯の親子丼に、トリュフの香りが溶け合います。ああ、芳醇……。
意外なことに、親子丼とトリュフの香りってケンカしないんですね。ふわりと漂うフレンチのような高貴な香りのにニュアンスを与えてくれている感じ。
さて味わいですが、刻みトリュフは、わずかに食感とコクを与えてくれているようですが、基本は“香り”担当。いざ親子丼を口に含むと、えのき、しめじ、エリンギと3種のきのこが存在感を発揮します。
えのき、しめじ、エリンギは、いずれも歯ごたえのあるきのこなので、いつもの親子丼にはない食感が楽しいです。特にエリンギはシャキモキュッとした食感がクセになります。親子丼ときのこの組み合わせはやっぱり間違いありませんよね。
トリュフと、3種きのこの魅力がつまった親子丼。しっかり、秋の風味が感じられました。
実はトリュフはたまごと相性がいい!
トリュフの優雅な香りは、意外にもやさしい味わいの親子丼とケンカせずに寄り添ってくれることが発見でした。トリュフというと、場合によっては香りが強烈になってしまう印象もあります。一方、なか卯で使用している刻みトリュフは香りが穏やかで、主張が激しくないので、そのあたりもマッチするポイントなのでしょう。
なか卯の開発に尋ねたところ、「トリュフとたまごは元々相性の良い食材ですが、特製の割り下を使った親子丼は和風の味わいであるため、主に洋風の料理に使われるトリュフとの調和を図ることに苦労した」とのことでした。そこで、「刻み黒トリュフと3種のきのこをバランス良く合わせる」ことで、今回の調和がとれた親子丼に仕上げたんだそう。
大切なのはバランスなのですね!
690円でトリュフの香りを堪能できる
それでも、ふだんの親子丼とは雰囲気がちょっと違って、独特のエッセンスが加わっているので、人によってはクセがあると感じるかも。
あらためて、「黒トリュフ薫る きのこ親子丼」は並で690円。トリュフが楽しめるフードとしては、とてもお手頃です。まずはお試しとして、イベント的に味わってみるのもよさそう。
発売は10月15日から。同時に、卵のまろやかさをプラスした「黒トリュフ薫る とろたまきのこ親子丼」や、濃厚なチーズのコクで旨みがさらに増した「黒トリュフ薫る チーズきのこ親子丼」も販売されますよ。
▲黒トリュフ薫る とろたまきのこ親子丼
ごはん小盛750円/並780円/ごはん大盛870円
▲黒トリュフ薫る チーズきのこ親子丼
ごはん小盛820円/並850円/ごはん大盛940円
きのこ親子丼の登場でいよいよ秋が深まってましたね。
※記事中の価格は税込
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