アドバンテック、AMD Ryzen 8000/9000対応の産業用マザーボード「AIMB-723」発表 AI処理を専用GPUなしで実現
2025年10月08日 12時30分更新
アドバンテック、AMD Ryzen 8000/9000シリーズ対応の産業用マザーボード「AIMB-723」を発表
アドバンテックは、AMD Ryzen 8000/9000シリーズプロセッサに対応した新型産業用マザーボード「AIMB-723」を正式発表した。本製品は、産業向けAIアプリケーションや画像解析処理の需要拡大に応えるために開発されており、9月23日より販売開始となった。
Ryzen 8000/9000シリーズ対応で柔軟なシステム構築を実現
AIMB-723は、AMDのRyzen 8000シリーズおよび9000シリーズプロセッサをサポートすることで、柔軟性の高いシステム設計と長期安定運用を可能にしている。
Ryzen 8000シリーズは、高品質なグラフィックス性能とAI処理能力を内蔵し、軽量AIや画像処理タスクに最適化。一方、Ryzen 9000シリーズは第5世代アーキテクチャとAVX-512拡張命令セットを採用し、高負荷なアプリケーション環境でも安定したパフォーマンスを提供する。
専用GPU不要で高性能AI処理を実現
このマザーボードは、産業用AIやスマート検査などの処理負荷を軽減し、専用GPUを使用せずに高性能なAIアプリケーションを実現できる点が大きな特徴だ。これにより、エッジAIや画像認識、キャパシティオプティマイゼーションといった分野で、小型かつコスト効率に優れたソリューションを提供する。
前世代比で16%性能向上、省電力かつ安定動作
AIMB-723は、前世代モデルと比較して約16%の性能向上を実現。さらに、電力管理機能やオーバークロック対応により、高負荷ワークロードでも省エネかつ安定した動作が可能となっている。
アドバンテックでは、最適な運用環境を構築するために「ACP-4340 4Uシャーシ」および「IPC-730 AIシャーシ」との組み合わせを推奨している。
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