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【今月の自作PCレシピ】ディスプレー横に置ける小型ゲーミングPC

コスパ優秀! 10万円を切ったRadeon RX 9070 XT

 ビデオカードは、最安価格が10万円を切っている「Radeon RX 9070 XT」搭載モデルを選んでいる。BF6推奨スペックのウルトラ環境のGPUにあがっている「Radeon RX 7900 XTX」と同等のパフォーマンスを持っているので、2560×1440ドット、144fpsでのプレイを狙えるのだ。

BF6の推奨スペック

 紅谷さんが選んだのは10万円を切る玄人志向の「RD-RX9070XT-E16GB/TP」だ。GPUクーラーにはトリプルファンを備え、扱いやすい2スロット厚となっているのがポイントだ。

ゴールドの目立つパッケージとなる玄人志向「RD-RX9070XT-E16GB/TP」

高冷却に期待できるトリプルファンを搭載する。コストを抑えるためにLEDイルミネーションは非搭載

バックプレートも、ブラックカラー1色のシンプルなもの

ピッタリ2スロットに収まるのもポイント。コンパクトPCの自作では、内部スペース(ボトムファン)に影響する重要なポイントとなる

持ち運べる!? コンパクトなMicro ATXケース

 PCケースは、TSUKUMO eX.6階スタッフ推しのMicro ATXケース「Z20 BLACK」だ。筐体サイズは、幅198×奥行き382×高さ335mmなので、ディスプレー横にスンナリと収まる。フロントおよびトップ、右サイドにメッシュパネルを採用し、デザイン面と高いエアフローを実現している。

 ケーブルの取り回しなど、組み立て難易度は高くなるが、コンパクトなゲーミングPCが欲しい人は挑戦してみよう。

Micro ATX規格のコンパクトPCケースとなるJONSBO「Z20 BLACK」。トップには着脱可能な取っ手を備える

左サイドパネルは強化ガラス。フロントメッシュパネルと同じデザインの■が描かれているのがオシャレ

右サイドパネルは、全面メッシュ仕様になっている

内部スペースは限られるが、280~330mmのカード長や、全高163mmのCPUクーラーなどに対応する

 エアフローの確保として、120mmファンをボトム、リア、トップにそれぞれ1基追加している。製品は、銅軸を採用して静音性と高耐久性を高めたアイネックス「BA-CF120AMBA01」だ。長時間ゲーミングも安心のバランスの良い吸排気の確保を狙っている。

 回転数200rpmからの低速回転にも対応するので、マザーボードのファンコントロール機能から静音性寄りにカスタマイズするのも良いだろう。

コストパフォーマンスの良さで人気となっているアイネックスのファン「BA-CF120AMBA01」

スペックは回転数200~1800rpm、最大風量59.63CFM、最大静圧2.62mmH2O、最大ノイズレベル26.15dBAとなっている

 コンパクトなMicro ATXケースの「Z20 BLACK」は、空冷CPUクーラーを組み合わせた際は、ATX規格の電源ユニットを搭載できる。そのため、SFX規格の電源ユニットよりもコストを抑えられるANTEC「GSK850 ATX3.1」を組み合わせているのも本レシピのポイントだろう。

80PLUS GOLD認証を取得する容量850W電源のANTEC「GSK850 ATX3.1」

フルプラグイン仕様で、主要の電源ケーブルは取り回ししやすいフラットタイプを採用している

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