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“濡れない・柔らか・あったか”三拍子そろったネオプレーングッズが気になる

ネオプレーンとは何か?

 ネオプレーン(クロロプレンゴム)は、デュポン社が開発した合成ゴム。細かな気泡を含むことによる断熱性、そして伸縮性に優れている素材です。そのままでは表面強度が低いため、ナイロンジャージを貼って耐久性を高めてから、生地として使われることが多いです。

 このネオプレーンがよく使われる用途が、ダイビングなどで使われるウェットスーツ。水中での体温保持皮膚の保護にと活躍してくれます。また、厚みを増すと衝撃を和らげる効果が高くなることから、ノートPCやタブレットのインナーケース用途としても人気があります。

 そんなネオプレーンを使ったアイテム、とくにDIYやアウトドアで使える製品を数多く作っているのが、知智プランです。グローブやソックス、ウェーダーといった定番品はもちろんですが、ちょっと変わったアイテムも揃えているのが面白いところ。

 そんなアイテムをいくつか提供してもらえたので、紹介します。

ネオプレーンを使った3つのアイテム。これは一体……

●作業着の袖口から入る冷たい風や雨を完全にシャットアウト

 個人的に気になっていたのが、「ネオプレーンリストガードロング」(実売価格2900円前後)。手首あたりを保護するカバー……いうならば、事務用のアームカバーに近い製品です。

 といっても、事務用のアームカバーは袖口を引っかけたりインクで服を汚してしまうのを防ぐのが目的。ダボっとしているのがほとんどです。これに対しネオプレーンリストガードロングはサイズ違いがあり、ネオプレーンの伸縮性によってピチッと締まり、腕にフィットするのが大きな違いです。

ネオプレーンは伸縮性に優れているので、びよーんと伸びます

Lサイズを腕に装着してみたところ。手首から腕にかけてカバーできます

 フィットすると何がいいのかというと、袖口から液体や風が入り込みにくくなること。DIYシーンであれば、木材などの切りくずが服に入り込まない、液体で作業服の袖が汚れない、あたりが考えられます。

 また、外側にナイロンジャージが貼られていないスキンタイプとなるため、液体が飛んできても、はじいて濡れないのも特徴です。軽く振れば水滴となって落ちますし、拭けば簡単に乾きます。

水で濡らしてみても、こんな感じにはじいてくれます。ちなみに、イベント会場で手袋型のネオプレーンをはめて氷水に手を入れても冷たさを感じるどころか逆に自分の体温を感じるほどでした

 保温性に優れていることもあり、自転車やバイクの防寒具にプラスするというのもいいですよね。袖口から風が入り込まないため、かなり温かく感じるハズ。急に雨が降ってきたときでも安心です。

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