軽量1285gで携帯も快適、最高7.0段の手ブレ補正機能はスゴかったです
高速AFと手ブレ補正が超強力で500ミリが気軽に使えた!!=「LUMIX S 100-500mm F5-7.1 O.I.S.」実写レビュー
2025年10月06日 00時01分更新
パナソニックが発表したフルサイズミラーレスカメラLUMIX Sシリーズ用の新レンズ、「LUMIX S 100-500mm F5-7.1 O.I.S.」を試用した。
100mmから500mmまでの超望遠をカバーし、最高で7.0段の手ブレ補正機能を搭載しながら、小型軽量を実現したのが特徴だ。Lマウント用でLUMIX Sシリーズに加え、Leica、SIGMAなどのLマウントカメラで利用できる。価格は30万5800円で、11月中旬発売予定だ。
パナソニックと毎日放送が主催する、男子プロゴルフの大会「パナソニック・オープンゴルフ・チャンピオンシップ」にて、試用する機会を提供いただいたので、使用感をお送りする。
1285gはズシリとくるが
AFは速くて正確
手ブレ補正は万全だった
100-500mmの手ブレ補正は、ボディとの連動制御による「Dual I.S. 2」に対応し、望遠側で7段分の高い手ブレ補正効果を発揮する。
LUMIX S1Ⅱに装着し、シャッター速度優先の1/1000秒で撮影したが、望遠端でもカメラブレの失敗写真は全くなかった。当日は曇天だが、ゴルフ場は開けているので明るく、望遠端の開放F7.1で、ISO1000以下で撮ることができる。
5倍ズームなので、500mmでちょうど選手の全身が入る距離なら、広角端で選手のまわりの雰囲気も撮ることができる。
近距離なら、ゴルフボールのライがわかるほど寄れるので、望遠側が足りなく感じることはなかった。
ハイブリッドズームは解像度が落ちるが、その場でS1Ⅱでは3倍、S1RⅡでは4.2倍のデジタルズームができるのは安心だ。
さらに、100-500mmはテレコンが使用できるので、1.4倍の「DMW-STC14」装着で210-700mmF10に、2倍の「DMW-STC20」で300-1000mmF14が実現する。
約2時間、100-500mmを持ち歩いて、連写しまくったが、左手が痙攣したり疲れることはなかった。100-500mmとしては小型軽量なこともあるが、AFが高速ですぐに撮れるのと、手ブレ補正が強力で、左手でがんばって静止する必要がなかったためだ。
スポーツ撮影はもちろん、海山で野鳥や動物を撮る、鉄道や航空機を撮る。これだけの手ブレ補正性能があれば、昼間の静止画撮影なら三脚も必要ない。これまでと全く異なる写真が撮れそうなので、かなり欲しくなったカメラおじさんなのであった。
LUMIX S 100-500mm F5-7.1O.I.S.
(S-R100500)
レンズ構成:12群19枚
特殊レンズ:UEDレンズ2枚、EDレンズ2枚、UHRレンズ2枚
絞り羽根:11枚
最短撮影距離:0.80m(W端) / 1.50m(T端)
最大撮影倍率:0.16倍(W端) / 0.36倍(T端)
フィルター径:Φ82
アクチュエーター:デュアルフェイズリニアモータ
手ブレ補正:7.0段(T端)
防塵防滴・耐低温:対応
スイッチ類:AF/MFスイッチ、OISスイッチ、ズームリミットスイッチ、フォーカスリミットスイッチ、フォーカスボタン
サイズ:Φ92.0x 196.1mm
重量:1285g
その他:三脚座付属
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

















