2020年に登場するや人気沸騰! 2023年まで輸入SUV登録台数ナンバーワンに輝いたフォルクスワーゲンのコンパクトSUV「Tクロス(T-Cross)」が昨年マイナーチェンジしました。さらに魅力度が増した本機の魅力を、徹底的にご紹介したいと思います!
扱いやすいボディサイズと改良された内外装
フォルクスワーゲンといえばゴルフやポロといったコンパクトハッチが広く知られるところ。ですが時代はSUVが人気。それゆえポロのSUV版としてTクロスが、ゴルフのSUV版として「T-Roc(ティーロック)」が用意されています。そのT-Rocも、2024年の輸入SUVナンバーワンを獲得しており、確かに街でVWのSUVを見かけることが多くなってきました。
ボディーサイズは全長4135×全幅1785×全高1580mm、ホイールベースは2550mm。今回取材の車両はRラインという最上位グレードで、車幅は他グレードに比べて25mm広くなっています。全高があと30mm低かったら、高さ制限のある機械式駐車場に入庫できたのに……と、少し残念に思うところ。
残念ついでに話をすると、アンテナがバータイプなのがションボリ。というのも、抜こうと思えば抜けるので、イタズラされるし、個人的に一度へし折ったことがあるから……。ここはシャークフィンタイプにしてほしかったなと。
ワイヤレス接続と実用的な装備
さて、今回のマイナーチェンジでは、インテリアの大幅変更に力を入れた様子。なかでもセンターディスプレイが普通のナビから9.2インチの横型タッチディスプレイにチェンジしたのは見逃せないポイント。従来はセンターコンソールに埋め込む形でしたが、こちらも流行りの独立した形へと変わりました。
感心したのはワイヤレスCarplay対応であること。Appleはもちろんのこと、Androidともワイヤレスで車両とつながります。普段Googleのサービスを利用している人にとってはうれしいのではないでしょうか。
エアコン周りはボタン式。最近は何でもタッチで操作しようという風潮で、一見便利と思いきや、使っているとそうでもないと感じていたので、これはうれしい配慮かも。
パーキングブレーキがレバー式なのは予想外。ですのでオートブレーキホールド機能はありません。シフトセレクターもレバー式。イマドキのクルマにしてはコンサバティブで、それゆえ誰もが使いやすい、そんな印象を受けました。
一方、シフトモードセレクターがレバー式ゆえ、Pに入れるとスマホが取り出しづらくなることも。USBはType-Cでした。だいぶType-Aが減った気がします。
ステアリングホイールはコンサバティブな円形。メーターパネルはLCDでナビ画面が表示されるのは便利ですね。
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