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光の“質”まで測れる! 色温度&演色性がわかる照度計「SK-8202」を使ってみた

●自分でライトの比較や色温度合わせができるようになった!

 数値の正確性にはやや疑問が残るものの、LEDライトが変われば異なる値になりますし、同じLEDライトなら毎回ほぼ同じ値が出ています。また、ちょっと分解してみましたが、2種類のカラーセンサーらしきものが搭載されていました。このことから、ランダムや固定値でそれっぽく表示しているのではなく、何らかの計測をしていることは間違いないです。

 SK-8202のRa値はあまり信用していませんが、それでも、演色性が低いと感じていたLEDライトはRa値が低く、悪くないと思っていたLEDライトはRa値が高い傾向があるというのは確認できました。少なくとも、演色性の目安になることは確かでしょう。

 先の例には入れていませんが、激安リングライトのRa値が74だったのには笑いました。撮影に使うと微妙に色がおかしくなるので使っていなかったのですが、答え合わせができた気持ちです。これ以外にも、宝石鑑定用ライトのRa値が83とそこまで高くなかったり、スマホのライト機能がRa98と高くて驚いたりと、色々な発見がありました。

 個人的に便利だと思っているのは、Ra値よりも色温度がわかること。撮影時に光源が足りず、追加で色温度の違うLEDライトを使ってしまうと、照らす角度によって色の違う写真ができてしまいます。

 今までは目視で色温度を合わせていたため、結構失敗が多かったんですよね……。しかし、SK-8202を手に入れてからは、数値でカチッと合わせられるようになり、色が違うということがなくなりました。

 家中のLED照明の色温度を統一するとか、部屋によってあえて色温度を変えるというのも面白そうです。調色可能なLEDライトの色温度がわかれば、こういった微妙な調整も思いのまま。SK-8202があると、自宅のLEDライト選びがさらに楽しめますよ。

●お気に入りポイント●

・Ra値を一瞬で確認できる

・複数ライトの色温度合わせが簡単に

・正確性には疑問があるが、比較はできる!

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この記事を書いた人──宮里圭介

 PC系全般を扱うフリーランスライター。リムーバブルメディアの収集に凝っている。工作が好きだが、最近あまり時間が取れないのが悩み。

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