●手元のLEDライトを使いRa値と色温度を測ってみた!
では、早速Raの値と色温度を測ってみましょう。まずは太陽光から。
雨、曇り、快晴の日で試してみましたが、Raの値は大きく変わらず、大体Ra96~99あたりとなっていました。
雨や曇りの日、そして日陰ではRa99となりましたが、直射日光が当たるとRa96くらいに下がる傾向がありました。光が強いとRaの測定値が若干下がる、といったことがあるかもしれません。とはいえ、太陽光ならRa96以上と高い値が出ているわけで、Raの測定値にそれなりの信憑性はありそうです。
色温度はというと、雨の日で雲があると6565K、晴れで直射日光が当たると5616K、日陰だと7272Kでした。キヤノンのデジカメでのホワイトバランス設定は、曇天だと6000K、晴れ(太陽光)だと5200K、日陰だと7000Kとのことなので、色温度の測定値は高めに出ている感じがします。(参考:【デジタル一眼レフカメラ・ミラーレスカメラ】ホワイトバランスとは?(キヤノン))
続いて、普段ご飯を食べたりして過ごしているリビング。天井埋め込みのLEDライトで、明るさは十分あります。カタログスペックでは、Ra83で色温度は2700K。ですが、暖色系のLEDライトということもあり、写真を撮ると妙な色になりやすかったりします。肉眼で見る分には、そこまで変だとは感じないのですが。
結果はRaが76で、色温度が3155K。演色性はスペックからだいぶ見劣りする感じです。色温度はやはり、少し高めに出てしまうようです。
顔色への影響が大きい、洗面所のLEDライトはどうでしょうか。天井のLEDライトはリビングと同じですが、洗面化粧台についているLEDライトが気になるところです。ちなみに説明書には、演色性、色温度、明るさについての言及はなく、単純に「LED照明」と書かれていました。
洗面化粧台のLEDライトはRa85。色温度は6023Kと、昼白色~昼光色の間となっていました。さすがお化粧をする場所だけあって、演色性にも色温度にも配慮があるようです。
仕事部屋のシーリングライトは、調光可能なモデル。カタログスペックでは、Ra82で色温度が2700~6500Kとなっていました。個人的に好ましい色温度に調整して使っていますが、その値がどのくらいかは把握していません。
Ra85はカタログスペックより高く、いい感じです。色温度は6087Kで、とくに意識していなかったものの、洗面化粧台とほぼ同じになっていたのが面白いです。
ちなみに調色範囲を上下させて測ったところ、色温度は3000~7300Kの間で変化していました。やはり、カタログスペックと比べると高く出ています。SK-8202で測った色温度は、1割減らすと正確な数値に近づくような気がします。
写真撮影時に使っているLED電球があるので、それも測ってみましょう。カタログスペックはRa93で、昼光色です。
こちらのRaもカタログスペックより高いRa97。Raも少し高めに出てる可能性がありますね。色温度は7270Kと昼光色にしては高くなっており、1割減らすと正しい数値という説が補強された気がします。
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