週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

開催の経緯と感想をフランス人社長・ベッカー・サムエル氏にインタビュー

前日準備から撤収まで密着取材!JAPANNEXTはじめてのプレスカンファレンスの舞台裏から感じたもの

2025年10月04日 10時00分更新

社長のベッカー氏が会場入り、リハーサルは入念に

JAPANNEXTはじめてのプレスカンファレンス

とりあえずのセッティングが完了。ここからリハーサルがはじまります

 会場のセッティングが概ね完了したころ、同社の代表取締役 社長のベッカー・サムエル氏が、リハーサルのために会場に到着しました。ベッカー氏は会場の様子を見回り、展示製品を細かくチェックしていきます。スタッフさんたちと相談しながら、念入りに整えていく様子が印象的でした。

JAPANNEXTはじめてのプレスカンファレンス

ベッカー氏が会場を見回り、展示製品を1つ1つチェックしていきます

JAPANNEXTはじめてのプレスカンファレンス

細かい角度まで自身でしっかりと調整するベッカー氏

JAPANNEXTはじめてのプレスカンファレンス

ゲーミングコーナーも見回っていきます。はじめてのカンファレンスということもあって、チェックはかなり念入りです

 カンファレンスで初お披露目する6K(6016×3384ドット)ディスプレーについては、発表演出に頭を悩ませました。発表の瞬間に合わせてキャスター付きの台で登場するのか、あるいは最初に布をかけておいてあとでその布を取るのかなど、なるべく記憶に残る演出方法を模索します。

 最終的には、布をかけておいて発表に合わせて取る、という形に。細かい部分にも思えますが、メーカーさんはより良い発表のために、こんなにも頭を悩ませているのですね……。

JAPANNEXTはじめてのプレスカンファレンス

会場にちょうどいい布があったこともあって、製品を布で隠す演出に決定。美術品のような存在感です

 社長の細部にわたるチェックを経て、ついに会場の最終形が固まりました。ゲーミングとビジネスに分かれたタッチ&トライコーナーや、未発表製品の参考出展など、JAPANNEXTならではの豊富なラインアップと最新トレンドへの嗅覚が光る布陣です。

JAPANNEXTはじめてのプレスカンファレンス

開発中の6Kディスプレーと、新発売の3in1チャージャー(写真右)

JAPANNEXTはじめてのプレスカンファレンス

参考出展の「Light Field技術」を応用したディスプレー。Light Fieldのディスプレーと専用のコンテンツを組み合わせると、映像なのに見る角度によって光沢がリアルに動く不思議な体験を味わえます

 会場のチェックが終わった後は、プレゼンのリハーサルです。台本やスライドの確認をしながら、内容の最終調整を行います。実際にプレゼンの流れを試行しながら、文言やしぐさ、音響まで詰めていきます。

JAPANNEXTはじめてのプレスカンファレンス

プレゼンのリハーサルをするベッカー氏

JAPANNEXTはじめてのプレスカンファレンス

プレゼンの流れを確認しつつ、気になった部分があれば都度スタッフと相談しながら調整していきます

JAPANNEXTはじめてのプレスカンファレンス

リハーサルを進めるなかで、イスを用意したり、マイクを変えてみたりと、より良いと思ったことはすぐに取り入れていきます

JAPANNEXTはじめてのプレスカンファレンス

常に自分で試し、現場のスタッフとおだやかに相談してベストを模索するやり方がベッカー氏流です

JAPANNEXTはじめてのプレスカンファレンス

真剣な表情で最後まで抜けている要素がないか思案するベッカー氏

 プレゼンは立つべきかイスを用意するべきか、マイクはピンマイクかハンドマイクかなど、スタッフと相談しながら最適なプレゼンの形を作っていきます。特にプレゼンの台本については、リハーサルをしながら納得のいくまで修正を繰り返していました。

 ベッカー氏はフランス生まれの生粋のフランス人ですが、日本語はかなりのもの。しかし、それでもうまく発音できていないところ(筆者からすれば普通にしゃべれているような気がしますが……)が気になるようで、何度も何度も練習し、改稿しておられました。

 というわけで、準備は万端。あとは翌日の本番を待つだけです。どんな形になるのか、期待と緊張の入り混じった夜が更けていきます。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう