「QT DIG∞×アプライド コラボモデル」をレビュー
RTX 5060 Ti搭載ゲーミングPCが15万円台ってマジ?「QT DIG∞」コラボモデルはPCゲームデビューに最適な1台だった
2025年10月04日 10時00分更新
PCケースの内部はすっきり、拡張性は十分
QT DIG∞APの内部はケーブルの主張が控えめで、全体的にすっきりとしているように見える。主要なPCパーツは背面寄りで、天面とサイド側はわずかながらスペースを確保している。
製品ページによると、CPUクーラーの高さは約160mm、水冷ラジエーターは約280mm(前面)、ビデオカード対応長は約350mm。つまり、PCケースの拡張性が高いので、将来的にもっと大型のビデオカードや簡易水冷クーラーに換装したくなっても大丈夫だろう。
マザーボードはASRock「B550M Phantom Gaming 4」。2020年に発売したモデルで、Ryzen 3000〜5000シリーズに対応する。ビデオカードでゲーミング性能を引き上げているので、最新ゲームでも活躍できるだろう。
試用機のビデオカードはZOTAC製のGeForce RTX 5060 Ti搭載ビデオカード。デュアルファンを備えるコンパクトモデルで、ビデオカードを支えるステーがなくても運用できる点がいい。気になる性能については後述のベンチマークパートで紹介する。
試用機のビデオカードは「ZOTAC GAMING GeForce RTX 5060 Ti 8GB Twin Edge OC」。GeForce RTX 5060 Tiをファクトリーオーバークロックしたモデルだ
右側面のパネルを開けてみると、きれいにまとまった裏配線。恥ずかしながら筆者のPCは配線が雑すぎて人様にはお見せできない……。それと比べるのもおこがましいほど、QT DIG∞APのケーブルレイアウトは職人技というべきか、見惚れてしまうほどの美しさがあった。
ドライブベイは3.5/2.5インチ兼用と3.5インチ用が1ヵ所ずつ、2.5インチは3ヵ所あった。これならストレージの拡張も余裕だろう。
最近のゲームは100GB以上のストレージ容量を要求してくるため、標準構成の1TB M.2 SSDのみだと物足りないのではないかと感じている。老婆心で述べさせてもらうが、BTOメニューのオプションで2TBや4TBのSSDに変更することをオススメする。もちろん、価格は上がってしまうが、あとから変更すると手間もかかる。
ちなみに、CPUやCPUクーラー、電源ユニットなどもカスタムできる。オプションによっては、さらに“つよつよ”のゲーミングPCが作れるわけだ。これぞBTO PCのメリットだろう。
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