「QT DIG∞×アプライド コラボモデル」をレビュー
RTX 5060 Ti搭載ゲーミングPCが15万円台ってマジ?「QT DIG∞」コラボモデルはPCゲームデビューに最適な1台だった
2025年10月04日 10時00分更新
アプライドの「QT DIG∞AP」(型番:Sengoku-441238)は、eスポーツチーム「QT DIG∞」(旧Sengoku Gaming)とタッグを組んだゲーミングPC。福岡県に拠点を置くPCショップと、eスポーツチームが生み出した“BARIKATA”な1台だ。
市場に出回っているゲーミングPCのほとんどは価格が20~40万円台(スペックによってはそれ以上)で、軽い気持ちで購入できないところが悩みといえるだろう。そんな中、本機は15万4800円と比較的リーズナブルな価格で販売している。
この「ゲーミングPC=高い」というイメージを覆す価格はもちろん、最新ゲームでもひと通り遊べる性能が魅力だ。そんなQT DIG∞APのレビューをお届けしよう。
| QT DIG∞AP(Sengoku-441238) | ||
|---|---|---|
| 標準構成の主なスペック | 試用機の主なスペック | |
| CPU | AMD「Ryzen 7 5700X」(8コア/16スレッド、最大4.6GHz) | |
| CPU クーラー |
コンパクトサイドフローCPUクーラー (アプライド指定) |
Jonsbo「CR-1400」 (空冷、92mm、サイドフロー) |
| マザー ボード |
ASRock「B550M Phantom Gaming 4」 (AMD B550、Micro-ATX) ※以前まではASRockの「B550 MHDV」だったが、RGB LED仕様の都合で現在は上記のマザーボードで提供 |
ASRock「B550M Phantom Gaming 4」 (AMD B550、Micro-ATX) |
| メモリー | 32GB(16GB×2)、DDR4 (アプライド指定) |
Kingston「CBD32D4U2S8MF-16」 (16GB×2、DDR4-3200) |
| ストレージ | キオクシア「EXCERIA PLUS G3 SSD-CK1.0N4PLG3N」 (1TB M.2 SSD、PCIe 4.0) |
|
| ビデオ カード |
GeForce RTX 5060 Ti、8GB GDDR7 (アプライド指定) |
ZOTAC「ZOTAC GAMING GeForce RTX 5060 Ti 8GB Twin Edge OC」 (GeForce RTX 5060 Ti 、8GB GDDR7) |
| 電源 ユニット |
650W、80 PLUS BRONZE (アプライド指定) |
COUGAR「ATLAS 650 CGR BA-650」 (650W、80 PLUS BRONZE) |
| PCケース | Segotep「LUX S BLACK」(Micro-ATX、ミドルタワー) | |
| OS | Microsoft「Windows 11 Home 64bit」 | |
| 直販価格 | 15万4800円 | |
試用機のスペックは上記の通り。本稿では、アプライドのゲーミングPC「Katamen-443817」を用意。型番は異なるものの、構成はQT DIG∞APと同じだ。
3基のアドレサブルRGBファンが
フロントで輝くミドルタワーPCケース
QT DIG∞APのPCケースは、Segotepの「LUX S BLACK」を採用。Micro-ATXに対応するミドルタワーモデルで、クリアパネル仕様のフロントで光る、3基のアドレサブルRGB LEDファンが特徴的だ。
左側面の強化ガラスパネルも内部を美しく魅せるためのニクイ演出。マグネット式なので、ツールレスでパネルが開閉できる点も気が利いている。初心者でも快適に扱える親切な設計が魅力的だ。
内部にホコリがたまっているかどうかを逐一チェックできることもガラスパネルのメリット。PCを長く使うにはメンテナンスも大事なので、ガラスパネルの採用は英断であると褒めたい。掃除、マジ大事よ。
PCケースの天面には、USB Type-Aが3基(USB 3.0が1基、USB 2.0が2基)、オーディオ出力、マイク入力を配置。ゲーミングに必要な端子がそろっている印象だ。デスクの下に置いてもアクセスしやすい点も評価できる。
ただし、天面にインターフェースがあるPCは、端子にホコリがたまりやすいという欠点もある。使わないときは保護キャップを装着しておくなど、ホコリ対策を考えたほうがいいかもしれない。
背面インターフェースを見ると、USB Type-Aが6基(USB 3.2 Gen 1が4基、USB 2.0が2基)、有線LAN(1GbE)などを確認できた。USBの数は多くないが、必要十分といったところだろう。
本機をじっくり鑑賞してみて、ゲーミングPCらしい派手なビジュアルと初心者にも優しい設計が印象に残っている。エアフローにこだわった設計や拡張性の高さも含めて、QT DIG∞APはPCゲームデビューにうってつけのモデルであると感じた。
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