Powered by ASUSの本気を見た! ASUSの冷却&チューニング技術が支えるFRONTIERの高性能ミドルタワーPCで、快適さと美しさを両立した満足感を実感
2025年09月30日 10時00分更新
Radeon RX 9060 XTを搭載
高性能と静音、2つのモードを簡単に切り替えられる
続いて、ビデオカードを見ていこう。よく使われる用途は3Dグラフィックの描画で、とくにゲーミング性能を大きく左右するパーツとなる。これ以外にも、動画のエンコード/デコード支援、AIを含む各種演算処理など、活用シーンは広い。
試用機に搭載されていたのは、AMD Radeon RX 9060 XTを採用した「DUAL-RX9060XT-16G」。ミドルクラスながら奥行きの短いデュアルファン、さらに2.5スロットと厚みも抑えられており、コンパクトに仕上がっているのが特徴だ。
通気スリットを備えたバックプレートによって冷却性能が高められているほか、さらにGPU温度が55度未満の場合はファンを停止するセミファンレス仕様となるため、低負荷時の静音性に優れているのがうれしい。
面白いのは、モード切り替えスイッチが用意されていること。PとQの2つのモードがあり、高性能と静音性のどちらを優先するのかを切り替えられるのだ。さらにこだわりたいなら、カスタマイズツールの「GPU Tweak III」を使うことで、動作クロックやファン回転数などをカスタマイズすることも可能だ。
内部にアクセスしやすく見栄えも良い曲面ガラスを採用
BTOパソコンの見た目を決定するため、最も選ぶのが難しいパーツの1つとなるのが、ケース。「FRAFPB850/A」では、曲面ガラスを採用したピラーレスケース「PRIME AP202 ARGB」を採用し、見た目の美しさと、ケース内の広さという実用性の高さを両立している。
この側面から前面を覆っている曲面ガラスパネルの外し方が、ユニーク。背面のネジを2つ緩め、側面へと引っ張りだすだけという手軽さだ。前面にはレールが用意されているため、ガタつくことなくスッと引き抜けるのが気持ちいい。もちろん、取り付ける際もこのレールがガイドとなってくれるため、位置合わせに苦労することはない。
側面と前面とが一度に外れるため、内部へのアクセスもしやすい。将来、SSDの増設、CPUやビデオカードの換装といった作業を行なう場合でも、苦労することなく作業できるだろう。
電源を入れると目を惹かれるのが、ライトアップ用のRGB LEDを内蔵した3つのケースファンだ。見た目に美しいというのはもちろんだが、実用面でも優秀。右側面と背面から排気を行ない、ケース内に熱をこもらすことなく、速やかに逃がせるよう工夫されている。
もうひとつ、大きな特徴といえるのが、ケース下部近くにある大きなスリット。このスリットはビデオカードへと外気を送り込むためのもので、高性能なビデオカードもしっかりと冷やせるよう工夫されているのだ。
さらにこのスリットには、ライトアップ機能も装備。ケース内部にあるファンだけでなく、このスリット部分も光らせることができる。
さらに、Crucial製のSSDとメモリーを採用するなど、ASUS製以外の主要パーツにも手抜かりはなく、手堅い構成となっていた。
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