サッカーパンチ・プロダクションズが開発し、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が10月2日に発売するPlayStation 5向けアクションアドベンチャー『Ghost of Yōtei(ゴースト・オブ・ヨウテイ)』。
本作は、前作『Ghost of Tsushima(ゴースト・オブ・ツシマ)』から約300年後の蝦夷地(北海道)を舞台にしたオープンワールド作品。息をのむような美しさと厳しい大自然、死が間近にある数多の戦場がプレイヤーを待つ。
今回はSIEよりコードの提供を受けたので、先行プレイレビューをお届けしよう。購入の参考にしてもらえれば幸いだ。
●寄り道しすぎて物語が進まない だって楽しいんだもん
個人的によくできたオープンワールド作品に共通するのは、「寄り道が途切れないこと」だと思っている。本作では最初に大地を遠眼鏡で眺め、「どこに何がありそうか」という目星をつけるところからスタートする。
宿場があるから寄ってみよう→賞金首があっちにいるらしいぞ→あ、温泉(最大HP上昇スポット)見つけた。といった風に、行く先々で「新たな発見」がある。オオカミやキツネの巣穴を見つければイベントスポットへ案内してくれるし、黄色のお地蔵様を発見したらスキル習得スポットの目印だ。お金を払えばスポットの場所を教えてくれる商人も存在する。やることが多くて楽しい!
達成すると回復や特殊技に使う「気力ゲージ」を上昇できる、超重要スポット「稽古台」も見逃せない。寄り道するほど強くなれるため、フィールドをくまなく探そう。
また、本作ならではの特徴として、主人公の篤(あつ)は三味線を弾くことができる。特定の曲を奏でると未発見の「温泉、稽古台、オオカミの巣穴」などへ案内する風が吹くシステムもあり、とても親切に感じた。
物語の目的地は常に示されているので、迷う心配はない。ここはプレイヤーごとに異なると思うが、筆者の場合は「行けるところは調べ尽くしてから先に進む」スタンスなので、物語の進捗はゆっくりめ。
フィールドには結構な密度でスポットが点在しているほか、上記のような案内システムも充実しているしファストトラベルのロード時間も短めで快適そのもの。次はどこへ行こうか考えるだけで楽しい。
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