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触って驚きの快適さ! 165Hzのスムーズ駆動と薄型ボディでゲームも作業も爆速体験できるノートPC「GIGABYTE GAMING A16 GA6H」

2025年09月24日 11時00分更新

基礎ベンチマークでCPUとGPUの性能を検証

 ここから、GAMING A16 GA6Hのパフォーマンス検証に入っていこう。まずは基礎的な性能を計測するベンチマークから見ていくこととする。最初はCGレンダリングでCPU性能を測る定番の「CINEBENCH 2024」から。

CINEBENCH 2024スコアー

 結果はマルチスコアーが838pts、シングルスコアーが109pts。マルチスコアーはコア数や発熱の影響が大きいので、今となっては小規模な10コア構成のモバイル向けCore i7-13620Hではスコアーもあまり伸びないが、普段使いのレスポンスやゲーム性能に関わり深いシングルスコアーの109ptsは大したもの。実ゲームでのフレームレートの伸びも期待できそうだ。

 続いて、ゲーム以外のさまざまなジャンルの負荷をかけてトータル性能を測る「PCMark 10」(Ver.2.2.2737)より。ところが、ここでGPUを自動的に切り替えるMUXスイッチテクノロジが起因と思われるトラブルに遭遇してしまった。

 まず、NVIDIAグラフィックスドライバーのバージョンが執筆時最新の581.xxでは、PCMark 10がRTX 5070 Laptop GPUを見つけられずにベンチマークが完走しないという状況に陥った。これはドライバーのバージョンを576.88まで戻すことで解決している。

PCMark 10実行結果

 総合スコアーは6978。その内訳は、アプリ起動速度、ビデオ会議、ウェブブラウジングの性能を測る「Essentials」が10251。表計算や文書作成のオフィスソフト性能を測る「Productivity」が7569。写真編集や動画編集、3DCG製作などのクリエイティブ性能を測る「Digital Content Creation(DCC)」が11884という結果になった。

 EssentialsとDCCはスコアー1万の大台に乗ったものの、Productivityが若干振るわない結果となってしまった。ここでもまた、MUXスイッチテクノロジが要因の可能性が高そうな不具合が見つかった。

 Productivityスコアーの内訳を見ると、本来RTX 5070 Laptop GPUで処理すべき部分を、CPU内蔵グラフィックスのIntel UHD Graphicsで処理したような痕跡があったのだ。ただ、優先GPUの設定変更などをしても改善は見られず。修正することは叶わなかった。CPU内蔵グラフィックスと外部GPUを持つゲーミングノートパソコンでは稀に遭遇する事象として覚えて欲しい。

 なおベンチマークの結果としては十分に高いスコアーをマークしており、GAMING A16 GA6Hが普段使いやクリエイティブ用途でも快適に動作することが確認された格好だ。

 次に、定番ベンチマークの3DMark(Ver.2.32.8426)の結果がこちら。

単位:Score

 フルHDベンチマークの「Fire Strike」と、WQHDベンチマークの「Time Spy」の結果が好調だった一方、負荷の重いベンチマーク群はあまり奮わない結果となった。ある意味GAMING A16 GA6Hのターゲットに見事合致した結果と言えるだろう。

 ストレージの転送速度も「Crystal Disk Mark 8.0.4」を用いて計測した。

Crystal Disk Mark実行結果

 結果はシーケンシャルリード4800MB/s、シーケンシャルライト3916MB/s。性能的にはPCI Express Gen4接続のエントリークラスに相当するものだが、これだけの性能があればストレージアクセスに不満を感じることはほぼないはずだ。

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