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「触って納得」のスムーズなケーブル取り回し!ASRock「Steel Legend SL-1200GW」で組んだPCは高負荷長時間運用も静かで快適そのもの

2025年09月24日 18時00分更新

ミドルタワーにスムーズに組み込み、ケーブルを取り回しできた

 「SL-1200G/GW」は、容量1200Wながら奥行きが150mmとコンパクトになり、扱いやすくなっている。昨今人気のMicro ATX規格の小型PCケースにも対応できるだろう。

 実際に組み込んだのは、E-ATX規格にも対応するFractal Designの大型ミドルタワーPCケース「Define 7」なので、電源ユニットの搭載スペースにはかなり余裕を残していた。SATAケーブルなど、使用するコネクターが1~2つになることが多いケーブル類も、余剰分を取りまとめて収納可能だろう。

幅240×高さ475×奥行き547mmと、ミドルタワーのなかでは大型となる「Define 7」に組み込んだ

奥行き150mmサイズは扱いやすく、取り付けはスムーズ。コネクターの出っ張りを入れても、電源ユニットの搭載スペースには余裕を感じた

 各種電源ケーブルの長さ、ならびに取り回しへの影響度大な硬さも好感触だ。なかでも、ケースボトムからトップへ背面配線する必要のあるCPU 8ピンケーブル(650mm)は、高さ475mmとなる「Define 7」でも、PCケース背面のリア側を取り回しながら、スムーズに接続できた。

 ケーブルはほどよい硬さで、ケース標準装備のマジックテープや結束バンドで、まとめながら円滑に取り回せた。

「SL-1200G/GW」付属の各種電源ケーブルは、長さや構成ともに不満なし。さまざまなパーツ構成のPCや、PCケースに対応できるだろう

CPU 8ピンケーブルのケーブル長は650mmあるため、PCケースのリア側を問題なく取り回しできた

ケーブルはほどよい硬さで、接続部の曲げ(ケーブル隠しに影響)や、取りまとめに手間取ることはなかった

 ケーブルが太くなる24ピンケーブルのケース背面での取り回し、マザーボードへの接続ともにスムーズに行なえた。ザッと組んだだけだが、CPU 8ピンケーブル、PCIe補助電源ケーブル、SATAケーブルいずれも円滑に配線できた。

ケーブルの取りまとめに苦労することはなかった。テスト環境に、ちょくちょく一式を組むが、これならストレスなく、何台でもサクサクと組めると感じた

24ピンケーブルも取り回しは良好。PCケース表面側への露出は最小限に抑えられるだろう

PCケース次第だが、「Define 7」では余剰ケーブルを余裕で収納できるスペースが残った。パーツ構成を選ばない大型ミドルタワークラスでは同様の余裕ができるだろう

 PCケース前面に引き出す必要があるPCIe補助電源ケーブルも同様だが、その仕様を高く評価できる。多くの製品が1本のケーブルに、2つの8(6+2)ピンコネクターを備える分岐タイプであるのに対し、「SL-1200G/GW」は1本のケーブルに1つのコネクターだけを備える。これにより、Radeon RX 9070 XTといったPCIe 8ピン(6+2ピン)コネクター×2採用ビデオカードでも美しく配線できる。

複数のPCIe 8(6+2)ピンコネクターを使用するビデオカードも、キレイに取り回せる

「SL-1200GW」で組んだPCの表面側。キレイにケーブルを取り回せた

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