シリーズおなじみの不条理な謎解きも！
「SILENT HILL」シリーズといえば、独創的な謎解きも特徴のひとつ。本作でも、現実にありそうな仕掛けから、現実離れした不条理なものまで、さまざまな謎解きが用意されている。
謎解きのある場所の近くにはヒントが必ず用意されているので、それをしっかりチェックしてから挑戦しよう。
謎解き中は、スライドパッドを押すとヒントを見られる。また、場合によっては謎解きに使うアイテムを拡大して、詳細を確認することも可能だ
謎解きのヒントや、探索中に見つけた手紙、出会った人物やバケモノは手帳に記録されていく。物語をより深く楽しみたい人は、こちらもしっかりチェックしよう。なお、探索や戦闘などのボタン操作などもここで確認可能
ゲーム開始時に、アクションと謎解き、それぞれ2つの項目から難易度を選べる。それは、アクションや謎解きを程よく戦闘を楽しみたい人向けの「難関」と、物語に集中したい人向けの「物語重視」だ。
筆者は今回、アクション、謎解きともに「物語重視」でプレイ。物語重視でもアクションはかなり手応えがあったし、謎解きもそれなりに頭を悩ませた。
とはいえ、アクションが苦手な筆者でもクリアできたので、アクションが苦手な人でも、謎解きが苦手な人でも楽しめることは間違いないはずだ。
クリアデータをセーブすると、New Game+が選べる。ここではさらなる難易度の「五里霧中」を選択可能に！
新しい「SILENT HILL」に挑戦してみよう
筆者はシリーズ作をプレイしていて、今回、『ひぐらしのなく頃に』などの竜騎士07さんがストーリーを担当するということで、ちゃんと「SILENT HILL」になるのか、不安に思っているところがあった。
しかし、実際プレイしてみると、物語を進めることでじわじわと気持ちが不安になってくるシリーズ特有の怖さを味わうことができて、クリアした時にはちゃんと「SILENT HILL」を遊んだ気持ちになれた。
竜騎士07さんのファンなら反応するようなファンサービスもあり
前では触れなかったが、シリーズのサウンドを手がけてきた山岡晃氏と、ゲームやテレビアニメなど多方面で活躍する稲毛謙介氏による楽曲も良かった。和太鼓などの日本らしい楽器と「SILENT HILL」らしい曲が融合していて、シリーズで考えるとどこか懐かしく、でも新鮮な気分で音楽も楽しめた。
シリーズファンからすると、ラジオの使い方がこれまでと変わっていて面白かったし、新しいクリーチャー（本作では怪異、もしくはバケモノと呼ぶ）たちもツボだった。
日本人形がバケモノになったようなものもいれば、学生服を着たカカシ、さらには巨大な肉塊の一部に植物が融合したようなものなど、その種類も実にさまざま。動きも個性的で、戦っていて非常に楽しかった。
ただ、残念に思えた点も。それはセーブデータの数。オートセーブで4枠、通常セーブで9枠と、イベントごとに細かくセーブしたい自分にとっては少なく感じられた。あとは前でもちょっと触れたが、武器が壊れてしまう要素も、ゲーム性に繋がっているとはいえ、ストレスに感じられた。
個人的にはストーリーも楽しめたが、人によっては？となってしまうかも。ここはほかの人がどう感じたか、感想を聞いてみたいところ。
個人的に大好きなバケモノは、セルロイドの人形が絡み合ったようなオイオモイ。声が可愛い
一度クリアしても、2周目からは新たなエンディングが見られたり、一回のプレイでは発見できなかった謎を見つけられたりと、周回プレイの要素も本作には用意されている。
シリーズとしても楽しめるし、これまで遊んだことのない人も、新たなホラー作品として楽しめると思うので、シリーズファンはもちろん、そうではない人も、新しい霧の町での恐怖を体験してみてはいかがだろうか。
【ゲーム情報】
タイトル：SILENT HILL f
ジャンル：サイコロジカルホラー
販売：KONAMI
プラットフォーム：PlayStation 5／Xbox Series X|S／PC（Steam／Epic Games Store／Microsoft Store）
発売日：2025年9月25日予定
価格：
スタンダードエディション：8580円（パッケージ版／ダウンロード版）
デラックスエディション：9790円（ダウンロード版）
※パッケージ版はPS5のみ。
CERO：Z（18歳以上対象）
©Konami Digital Entertainment
※映像・画像は開発中のものです。
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